2009-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ネックウォーマーおぼえがき

この日(id:moony:20090904#p1)編みはじめたマフラーが男女兼用可能な色なのは、あわよくば主人の誕生日プレゼントにしようという目論見があったためですが、先日、爆弾発言の投下がありました。 「自転車通勤だから、マフラーだと車輪に引っかかって危ない…

針仕事好きにはうってつけ

淡いブルーグレー地に、白い花弁と赤い中心部をもつお花が並んでいる柄のおきものを買いました。 冬空に映える雪の結晶と南天の実のようにも見える、だまし絵のようなおもしろさもあって、即決だったのです。 ただ、ネックだったのは、仕立て上がりなので、…

『獣の奏者』

例によって、BGMがわりにETVをつけっぱなしの生活で、さいきんとくに気にかかっていたのが、『獣の奏者エリン』です。 子どもむけなのに、どことなく暗い雰囲気の作品だとはまえまえから思っていたのですが、回が進むにつれて、その雰囲気がますます顕著に。…

しょうがはちみつ

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夏の飲み物が水出しレディグレイなら、冬の飲み物はハニージンジャーティー。が、わが家のルールなのです。 そんなわけで、生姜の蜂蜜漬けづくり。といっても、生姜をスライスし、煮沸消毒しておいた壜に、蜂蜜といっしょにいれておくだけです。ブナの森の蜂…

『荒川アンダー ザ ブリッジ 9』

じつは、『聖☆おにいさん』の4巻が待ちきれずに、同じ作者のこちらのシリーズも既刊すべて読破していました! 荒川河川敷に住む、すこしづつ変わったひとたちのお話なので、最初のうちはあんまり? なんだけれど、みんなの「変わったところ」が飲み込めてき…

『聖☆おにいさん 4』

新刊の発売日に買いに行く作品なんて、もはやこれと『ONE PIECE』くらいです。 いえっさのお父さんネタと、ブッダの若かりしころ(というか生まれて七歩目)のやんちゃ話がおもしろかったです。「ぶっだはもう結婚しているんだよ〜」発言には、なぜかドキッ…

きよらかな死

古代カルタゴとローマ展@大丸ミュージアム・東京*1。 展覧会のはしごです。ベルギー世紀末美術(id:moony:20091021#p1)と、紀元前に「地中海の女王」と謳われたカルタゴ。緯度も時代も違いすぎて食べ合わせが悪いんじゃないかしらと懸念したのですが、意外な…

その映画の舞台は「死都」

ベルギー幻想美術館@Bunkamuraザ・ミュージアム*1。 先日行ったメアリー・ブレア展(id:moony:20090930#p1)でコンセプトアートというものに触れて、べつべつの作品を寄せ集めると、なにか大きな世界観を表現するという仕組みに興味を覚えたのですが、異なる…

無限ではないという手触り

……あっ。 なんだか、いま、頂上が見えたかも。 いや、頂上そのものが見えたというのではなくて、 薄暗い空の下、霧の立ち込める山を登っていて、 見えるのは自分の足と、その足が辿る獣道だけ、 たったいま自分のいる斜面が山の何合目にあるのかもわからない…

『ハチミツとクローバー』

『もやしもん』(id:moony:20090816#p3)にひきつづき、「ちょっとユニークな学部の大学が舞台の漫画を読んでみよう」シリーズ*1。 甘酸っぱさに夫婦ともども噎び泣きながらの、『ハチミツとクローバー』、全十巻読破でした。 でも、夫婦揃って、「はぐちゃ…

『わたしの和道具帖』

この本は、文体がなんだか独特で。わたしの和道具帖―懐かしいけど現役だい!作者: 平野恵理子出版社/メーカー: 清流出版発売日: 2005/10メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (3件) を見る 元気がむやみにいっぱいの口語体というか、たぶんけ…

黒留袖と紋問題

着付けのおけいこ、きょうから最終ステージの黒留袖です。 ふだんなら、おけいこに使うおきもの一式は持参するのだけれど、さすがにまだ黒留袖は誂えていない。ので、借りもので練習しました。 帯結びはいままで習ってきたのとおなじ二重太鼓だときいて、そ…

三銃士と池澤夏樹

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三谷幸喜による脚色の人形劇、『新・三銃士』がETVで始まりました。「脚色」というだけあって、第一話から、ダルタニアンがパリを目指すことになる動機のくだりが原作よりもドラマチック。人形たちの造形もすてき。西田敏行の「長いぞー」って、あれ、アドリ…

清々しく嘲り笑うような

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ものすごい早い台風の日だった。それこそ風のように去って行った。朝方、主人を送り出した時間帯が、ちょうどこれからやってくるという頃合いで、これは、はたして午後からの仕事にちゃんと行けるかなあ、と危ぶみつつ二度寝して、目ざめたころには過ぎ去っ…

ずっと世紀末のままで

つづけて、日本橋高島屋へ移動。『クリムト、シーレ ウィーン世紀末展』*1です。 ウィーン世紀末とひとくくりにいうけれど、クリムトとシーレの印象は、対照的。シーレは19世紀というより、もうフロイト後の、20世紀の世界の絵のひとという感じだし、いっぽ…

町を去ったあとに、少年や少女が

「AQUIRAX UNO POSTERS 60's」宇野亜喜良60年代ポスター展*1を観に、ポスターハリスギャラリーへ。 mixiで教えてもらったのが、最終日前日! で、慌てて渋谷へ駆けつけました。 ギャラリーは、坂の途中に折れて入る小路のつきあたりの、古風なアパートメント…

手帖と私

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手帖のメモページを、引っ越しのあれやこれやで使い切ってしまいました。 去年の9月末、寿退社にあわせて買った10月はじまりの手帖だったので、メモページってきっかり一年の消費量分なのね……という気分。 そんなわけで、手帖を新調しました。2年続けてDelfo…