七草粥

 七草粥に入れる七草を、「このほうが、菜っ葉みたいで食べ応えがあってよいだろう」と、ことしは大きめに刻んでお粥に投入したのですが、主人には大不評。
「あまりにも、草っぽすぎる」
 ので、食欲が失せるのだそうです。あら。
 来年は、いやってほど刻んでやろう……そう、海苔の佃煮くらいになるまで! もはや液状だ! と決意しました。
 しかし、「草」と「野菜」を隔てるものは、はたして何でしょう。菠薐草や小松菜といった青菜のたぐいはたしかに野菜らしいけれど、ふりかけにする大根や蕪の葉は見た目、草っぽいなあ……。