子は親の鏡

 娘と一緒に昼寝。
 目覚めたら、すこし先に目覚めていたらしい娘がこちらを指さして、
「ガー」
 と言いました。
「イビキかいてたよ」
 と伝えたかったらしい。
 そうですか……。
 オノマトペと指さしだけでも、けっこう、意味って通じるね……。
 しかし、現在の娘のコミュニケーション能力の粋を集めて伝えられた内容が、夢も、微笑ましさもかけらもない、イビキ!
 それも「クー」とか「スー」とかかわいい音じゃなくて、「グー」ですらなくて「ガー」!!
 ……という点が、母はたいへん、ショックでした。