去年、いちねんつづけていたこと
読書メーター(http://book.akahoshitakuya.com/u/31826)で読書記録をつけていました。
それによれば、2010年に読了した本は367冊だそうです。
1日1冊以上を達成!
学生時代みたいな量になっちゃった。しかしこれはひとえに、近所の貸し本屋さんにて漫画を借りあさった結果で、しかもたいていの興味あるタイトルはもう読み終えてしまったので、2011年にもういちどやりなさいといわれても、きっとむり。
読書メーターは読んだ冊数やページ数といった数値データがつみあがるのがわかりやすく、読みかけの本や積読本、読みたい本といったキープ的な記録もできて、モチベーションを維持しやすいです。
ただ、読んだ感想をせつせつと語るのには向いていない印象。ひと言、ふた言つぶやく程度が想定された分量のようです。さいしょはそれでもまじめに短く感想を書いていたのですが、とちゅうで短くまとめるのがめんどくさくなってほとんどつけなくなりました。2010年に読んだ本のなかでは、
- 作者: 杉本鉞子,大岩美代
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1994/01/01
- メディア: 文庫
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越後の国の描写と、母や祖母の生きる姿勢がすばらしい。
とだけで、それはたしかにそうなんだけれど、あのとき感じたエモーショナルなものがさっぱりそぎ落とされてる! 堺雅人を主人公の夫役にして大河でやってNHK! と思った、あの気持ちが!!
読書メーターでは、べつのひとのつぶやきに星をつけたり、他ユーザーとの交流もできるのだけれど、いまのところ、そこから興味をもってほかの本を読むということは個人的にはなくて、つぎに読んでみようと興味をひかれるのはいつもよそさまのブログで感想を目にしたタイトルばかりです。
感想を書きたくなるような読書の体験って、私の場合は、血沸き肉躍るような気分のする、肉体にも働きかけてくる衝撃があったときなので、そのときの思いをアウトプットしようとすると、自分の血肉をわけるような痛みや苦しみをいつもすこし伴います。ほかにひともそんなふうかしら。もしもそうなら、そうやって生まれてきた文章に触れて、自分もその本を読んでみたいと心を震わされるのはしょうがないことだなあと思います。
……まあとにかく、ことしは記録をつけるだけでなく感想も書きたい。感想を書きたくなるような本を読みたいです。
おまけに、去年いちねん読んだ本をはりつけておきます。