『夕凪の街 桜の国』
もう数ヶ月も、書店で見かけるたび逡巡して、でも、やっと買ってみた。
わかっているのは「死ねばいい」と
誰かに思われたということ
というモノローグをどこかの書評で読んだとき、ずしんと臓腑のしたのほうに来て、それが引き鉄だったけれど、その響きの重さから想像していたよりはずっと静かなお話だった。
中学生のころ、校内の合唱コンクールでは毎年必ず一曲は、この街のなまえか「平和」が歌詞に含まれる曲が歌われたことを、ふと思い出した。
- 作者: こうの史代
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2004/10/12
- メディア: コミック
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