『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』

 シネコンに行ったらたまたまきょうが初日で、いちばん大きなスクリーンの、しかもレイトショーなのに満席でした。ふだん、いちばんちいさなスクリーン、十数人しか観客がいないような環境でばかり映画を観ているので、なんだかお祭りみたいで、わくわくしてしまいます。
 で、感想。

  • 加持さんの缶コーヒーのさしいれは、ミサトさんにはブラックコーヒー、シンジくんにはミルクコーヒーで、まめだなあと思った。
  • 残虐なシーンに小学校の音楽の時間や合唱祭で歌ったような曲をかぶせるのはやめてください。
  • 「私が死んでも代わりはいるもの」と言っている綾波さんがポニョの妹たちのようだった。

セカンドインパクトから十五年」というセリフが劇中にあったけれど、そもそもTV版エヴァの本放送が約十五年まえだよねえ。映画館は十五年まえ、シンジくんや綾波さんと同い年だったような、かつてのこどもたちでいっぱいでした。
 映画を観るって、そういう、公開された時代そのものをいっしょに経験するということも楽しみのうちなんだと思った。
 劇中、蝉の鳴き声がこれでもかというくらい効果音として使われていたけれど、そういえば『序』を観たときも夏なんでした(id:moony:20080705#p2)。ずーっと終わらない夏の呪いにかかったみたい。
 しかしこれも外国語では説明しづらい映画……。