『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』

 映画館に『ONE PIECE』の零巻をもらいにいきました。年末、公開一週間後くらいに『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』を主人と映画館に観に行ったんだけど、そのころはまだ増刷が追い付いていなくて、現物の代わりに引換券が配られていたのです。「年明け以降公開終了前にとりにきてね!」という趣旨のことが引換券に書かれてあったので、そろそろ行かないと。と雨のなか映画館まで。
 非売品のはずなのにアマゾンにデータがある。なぜだ。

(私がもらったのにはカードはついていません)
 感想を書き損ねていたけれど、映画は、おもしろかったです。『ONE PIECE』のアニメって、原作と比べてはっきりおもしろくないという印象があったけれど、原作者が製作総指揮をするとここまで化けるものなのねえと感動すら。『ONE PIECE』はやっぱり尾田栄一郎のものなんですねえ。
 零巻の内容は、ルフィたちの活躍する時代から遡ること二十年前のエピソード。本編に登場するキャラクターたちの当時の姿が夥しく挿入されているので、「二十年まえはこんな姿だったのね」とか「この人、二十歳超えていたのね」とか、いろいろとお楽しみがあります。
 後半は原作者による設定画やアイデアノート。ト書きつきでシナリオふうに書き連ねてあるセリフの横に、漫画ではおなじみの突っ込みの効果線のようなものが描いてあったり、映画のなかでもひと際演出が凝っていたナミとシキの会話などは、コマ割りされて、セリフも吹き出しのなかに書かれて、まったくの漫画形式。やっぱり漫画の文法で表現するのが自然な人なのねと思いました。