2011年12月に読んでいた本
『拙者は喰えん！』が、予想外におもしろかったです。以前読んだ、支倉遣欧使節団の本（id:moony:20070118#p1）も良かったし、おさむらいさんの旅の話って、好きなのかも……。そういえば、『つらつらわらじ』も、フィクションで、漫画だけれど、おさむらいさんの旅の話だなあ。
12月の読書メーター
読んだ本の数：19冊
読んだページ数：4229ページ
ナイス数：12ナイス拙者は食えん!―サムライ洋食事始
欧米を旅した武士たちが、初めて口する、そして旅のあいだ食べ続けなければならない洋食に、慣れたり慣れなかったり、という史料集。バターの臭いはたいてい不評だったけれど、シャンパンやアイスクリームは大好評だったというのはおもしろい。近年、海外で躍するアスリートが格段に増えたのは、洋食ばかりの食生活でもストレスを感じない世代になったのも原因のひとつ、という話を思い出した。
読了日：12月03日 著者：熊田 忠雄機動戦士ガンダム ＴＨＥ ＯＲＩＧＩＮ （２３） めぐりあい宇宙編 (角川コミックス・エース 80-28)
最終巻。マザコンでシスコンなシャアの叫び。ジ・オリジンのシャアはアニメのシャアよりギラギラしていておもしろかったので、真骨頂だった。セイラさん乱入で憑きものが落ちたように冷静になるのもおもしろい。
読了日：12月05日 著者：安彦 良和進撃の巨人（6） (講談社コミックス)
あいかわらず絵柄は稚拙なんだけど、エレンの右手が急に巨人化して周囲がパニックになるあたりの緊迫感がおもしろかった。嘘予告でジャンがお母さんから隠している本は「カンノウ」、床に落ちている本が「オベンキョウ」のアナグラムのタイトルなんだね……。
読了日：12月09日 著者：諫山 創銀の匙 Silver Spoon 2 (少年サンデーコミックス)
読了日：12月14日 著者：荒川 弘アレクシア女史、倫敦で吸血鬼と戦う (英国パラソル奇譚)
吸血鬼や人狼が人間と共存し、蒸気機関の発達したパラレル倫敦。という設定はどきどきしたのだけれど、教養と行動力はあるが不美人（と当人および家族が思いこんでいる）のヒロインのロマンスは、「欲求不満の文系女子はこうやって劣等感を払拭してほしいんでしょ」といっているみたいでだいぶあからさまだった。作中起こる事件についても「このページ数で新登場だから、この人物がキーマンなのね」と見当がつく感じ。ヴィクトリア朝の風俗に関する記述と、文章が読みやすいのは良かった。大人向けコバルト文庫の雰囲気。
読了日：12月18日 著者：ゲイル・キャリガーベルセルク (3) (Jets comics (456))
読了日：12月21日 著者：三浦 建太郎ベルセルク (4) (Jets comics (465))
読了日：12月21日 著者：三浦 建太郎ベルセルク (5) (Jets comics (497))
読了日：12月21日 著者：三浦 建太郎ベルセルク (6) (Jets comics (523))
読了日：12月21日 著者：三浦 建太郎チャンネルはそのまま！ 4 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)
本編のクオリティはあいかわらず高い。あとがきまんがの作者の加齢ぶりがリアルだ。
読了日：12月21日 著者：佐々木 倫子数寄です! 1 (愛蔵版コミックス)
伊藤理佐の『やっちまったよ一戸建て!!』とか、安野モヨコの『監督不行届』や大島弓子の『グーグーだって猫である』の一部分のような、「マンガ家が家を買う実録マンガ」がけっこう好きだ、ということに気付いた。なんか恋愛とか就活に似ているよね、家（土地）を買うのって。
読了日：12月21日 著者：山下 和美つらつらわらじ（3） (モーニングKC)
和泉の、殿さまに対する態度が、だいぶくだけてきたのがかわいい。
読了日：12月21日 著者：オノ・ナツメ花のズボラ飯
旦那さんが単身赴任が子供なしという設定において、家事のあのズボラさ加減はリアル。ひとり暮らしなのに大量に栗をもらってもこまるとか。ほかの食事に関してはぜんぜんズボラではない。
読了日：12月21日 著者：久住 昌之,水沢 悦子ヒストリエ（4） (アフタヌーンKC)
読了日：12月21日 著者：岩明 均ヒストリエ（5） (アフタヌーンKC)
読了日：12月21日 著者：岩明 均ヒストリエ（6） (アフタヌーンKC)
読了日：12月21日 著者：岩明 均ちはやふる（15） (BE LOVE KC)
ここ数巻はすこしテンションが下がってたんだけど、新刊でだいぶ巻き返した。2人負けても3人勝てばいい！ って、団体戦の醍醐味だ。肉まんくんのキャリアの長さがさらっと描かれていたのに、なんだかじわっときた。12月発売にあわせて？クリスマスっぽい表紙もいい。
読了日：12月22日 著者：末次 由紀テルマエ・ロマエ IV (ビームコミックス)
ルシウスが奥さんと別れていたのはこの展開のため？ そんなわけないか。 そうそうラテン語って勉強したくても、独学以外だと、できる場がすっごく限られてるよねー。
読了日：12月22日 著者：ヤマザキ マリ竜の学校は山の上 九井諒子作品集
魔王が倒されたあと…という設定のいくつものお話群のなかで、「美女と野獣」の悲恋版のような一篇「魔王」が好き。
読了日：12月28日 著者：九井 諒子
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