2012年1月に読んでいた本
今月は、個人的に、パピーの「手編みの本。」月間でした。ハンドニット本に記載されている作品って、系統的に、いくつかのグループにわけられることができるなー、とふだん、ぼんやり感じていて、たとえば私が好きなカーディガンでいうと、
・編み込み系
・そでつけなしだったり、身ごろと袖がおなじかたちのラグランだったりする、かんたん系
・どこが身ごろでどこが袖かわからないモード系
・カーデというよりジャケットっぽい編み地の、ヴェテラン向けっぽい、技巧がすごいやつ系
……まあだいたいこんな感じ。でも「手編みの本。」に載っているものは、編み地はシンプルだけどシルエットとディティールでフェミニンになっていたり、技巧はすごいもののおばあちゃんふうは回避されていたり、ハンドニットなのに、こんなのが提案されているのねー、といろいろと新鮮で、バックナンバーを読み漁りました。編みたい編み図がたくさん見つかった！ でも、それをぜんぶ編んだらいったい何年かかるんだろう？
1月の読書メーター
読んだ本の数：28冊
読んだページ数：3517ページ
ナイス数：20ナイスパピー発 手編みの本。 Vol.8―Autumn-Winter Natural & Glamorous Chic Knit
はじめて読んだ「手編みの本。」！いまままで読んでいたハンドニット本との、あまりの差にガツンとショックを受けた。植村浩樹さんのショールカラーのカーデを編みちゅう。楽しい。風工房さんのニットジャケットは、vol.10に掲載のへちまえりのものと似ているけれど、この巻のデザインのほうがよりかわいいと思う。丸いモチーフを活かしたかぎ針編みのベビーシューズは、いろんなモチーフをアレンジして流用できそう。女の子用によさげ。
読了日：01月08日 著者：日本タクソンもこもこ羊毛フェルト＝カラースカードで作る もこもこ羊毛マスコット
収穫はugodubさんという作家さんの作品。ほかの掲載作品とはまったくテイストが異なっていて目をひいた。ニードルフェルトの動物って現実に即したカラーじゃなくても、リアルな造形じゃなくても、こんなに魅力的なんだなあ。
読了日：01月10日 著者：テリー・イーグルトン河合美由紀 アミグルミの本
表紙のバンビはレトロでかわいかったけれど、ほかの作品はなんとなく「おばあちゃんの手芸」といった雰囲気だった。ロケットや飛行機などの男の子向けアイテムの編み図は、珍しくてよいと思う。
読了日：01月10日 著者：河合 美由紀あみぐるみの仲間たち
基本的に球体と円筒がいくつかくっついているという印象のあみぐるみ界にあって、「そら」さんの犬の作品などはシルエットがぐんとリアルで革新的だと思う。chabaaさんのモールヤーンのベアも、お菓子みたいな雰囲気でかわいい。
読了日：01月10日 著者：パピー発手編みの本。〈Vol.6〉
山本弘美さんの棒針編みの大判ストールと、カーデ2種がすてき。
読了日：01月10日 著者：パピー発 手編みの本。〈Vol.4〉
金子ユリさんのカーデ2種が女性らしいデザインでよい。
読了日：01月10日 著者：パピー発 手編みの本 VOL. 2 (Teami book)
ボタン無しのカーデが、小花柄のシャツワンピースの上にさっと羽織るのにうってつけ。かわいい。
読了日：01月10日 著者：パピー発 手編みの本。〈Vol.5〉
付録に載っているルームシューズがちょっと珍しいかたち。
読了日：01月10日 著者：パピー発 手編みの本。 (Teami book (Vol.1))
ウェア多め。さすがに10年まえの本だと、いまの時代につくりたいシルエットではないのだなあとわかったのが収穫。ハンドニットの「手編み」感って、異様に凝ったハイネックやタートルネックが発生源なのかな。「エスプリ」という語の乱発は、最初の巻からだったのね、ということもわかった。
読了日：01月10日 著者：パピー発 手編みの本。〈Vol.3〉 (Teami book)
メンズのフェアアイルのベスト（風工房さん）は、色のとりあわせを変えたら、いまでもいけるんではないかなあ。
読了日：01月10日 著者：ママはテンパリスト 4 (愛蔵版コミックス)
イケメン幼児タケルくんのエピソードは、感化されたごっちゃんがまねっこしだして例によってたいへんなことになるのかと予想していたら、ただのファンのまま終わっていたので逆におもしろかった。壮絶な戦いのようなこれまでの巻を読んだ読者として、締切明けの母子焼肉はなにか感慨深いなあ。
読了日：01月12日 著者：東村 アキコ陰陽師 玉手匣 1 (ジェッツコミックス)
書店で見つけてびっくりした、まさかの『陰陽師』の新シリーズ。絵柄がだいぶふんわりと変化した。晴明がずっと解き髪のままなのは、もう出仕しない＝ヒトの世界の存在ではない、ってことなのかなー。前シリーズで、碁盤の話はゾクゾクしたけれど、規模の大きいお話より、平安京の人々がひょっこり巻き込まれる不可思議についてお話のほうが好きだなあと再認識。
読了日：01月12日 著者：岡野玲子コルセットに翼 10 (プリンセスコミックス)
怒涛の最終巻。大学での女性差別→髪を切る…はクリスらしいなあと思ったけれど、その後の「コリンにそっくり！」の展開はびっくりしたー。ミスター・レンはいいやつ。アルヴェーン博士に感激してるクリスはかわいい。ばりばり働くフィオナはすてきだったし、エミリーもまた彼女らしい居場所を手に入れたので、よかった。一方、セディとアニーが互いに惹かれあった理由や経緯はいまいちよくわからないので脳内補完しつつ読んだ。
読了日：01月16日 著者：もと なおこかんたん 節約 すぐできる おいしい! 冷凍保存レシピ
貝類を冷凍するときはタッパーに水もひたひたに入れて氷漬けにする、って目からウロコ。食パンをアルミホイルに包むとそのまま焼けるというのもいい。加糖ヨーグルトはそのまま冷凍できるとか、もっとはやく知りたかった。
読了日：01月18日 著者：鈴木 徹無限の住人（28） (アフタヌーンKC)
まさかの共闘！！ 長年、「画力はすごいんだけど、この漫画はどこへ向かっているんだ…」と訝りつつ読んできたのに、28巻目にしてこんなに滾るとは思わなかった。
読了日：01月20日 著者：沙村 広明西原理恵子の人生画力対決 3 (コミックス単行本)
村上たかし夫妻のエピソードやら、理論社倒産やら、画力対決以外のほうが印象に残った。印象に残った対決を強いて挙げるなら、東村アキコの描いた松潤だけ異様にキラキラした嵐と、サイバラの描いた嵐がどう見てもひとりたりないのにだれもつっこまないところかな。
読了日：01月20日 著者：西原 理恵子ベルセルク (7) (Jets comics (542))
アドンに対峙するときのキャスカが表情豊かでかわいい。アドン、敵役だけど。しかもギャグキャラだけど。
読了日：01月20日 著者：三浦 建太郎ベルセルク (8) (Jets comics (559))
コルカスやミッドランド王妃といった、本来なら憎まれ役の登場人物の内情にふれていておもしろい巻。ジュドーは周囲が見えすぎて損な役回り。
読了日：01月20日 著者：三浦 建太郎ベルセルク (9) (Jets comics (572))
ふたつの濡れ場それぞれに必然性があって、男性向け漫画なのに珍しい（ちょう偏見）と感心した。
読了日：01月20日 著者：三浦 建太郎ベルセルク (10) (Jets comics (592))
キャスカの落とした松明が古代遺跡の巨像の額に落ちるシーンが好き。映画みたい。
読了日：01月20日 著者：三浦 建太郎ベルセルク (11) (Jets comics (609))
ワイアルドの背後に降臨するゾッド、の重厚感がすごい。
読了日：01月20日 著者：三浦 建太郎おとめ妖怪ざくろ 1 (バーズコミックス)
利剱がいい！
読了日：01月20日 著者：星野 リリィ主に泣いてます（5） (モーニング KC)
ゆっこは仮面夫婦と割り切って豪遊していれば苦しさから解放されるのに（それか離婚）、夫を愛しているからそうできない。仁先生はゆっこを愛してなさそうなのに結婚生活をつづけてるのは他の女性とは不倫の関係でいたいからかなーと思えてきた。泉さんがやっと不倫の報いを受けたのでこれから応援できそうだーと思っていたら、なんかもっと不穏なことが始まる予感。仁先生はあいかわらずクズ。
読了日：01月21日 著者：東村 アキコあさひなぐ 1 (ビッグ コミックス)
「カンタンに土下座するようなヤツは甘やかすとつけあがるからな」。さらっと流されているけれど、名言だと思う。
読了日：01月21日 著者：こざき 亜衣夢源氏剣祭文 第1集 (キングシリーズ 刃コミックス)
皇なつきって、長期連載作品に恵まれない印象（『桃花源奇譚』も未完だし、『黄土の旗幟のもと』も打ち切りっぽい終わり方）。この作品もまた未完。それなのにずっと活躍しているのは代わりがいない存在だからかな。
読了日：01月25日 著者：小池 一夫坂道のアポロン 8 (フラワーコミックス)
薫さんは自分の苦しさ不器用さと千に対する気持ちをりっちゃんにぶつけすぎだと思うの。
読了日：01月25日 著者：小玉 ユキさんすくみ 3 (フラワーコミックス)
三巻の表紙の工くんを見て気づいたけれど、工くんや考仁くん（二巻）のバックに描かれているのは乗り物なのに、恭太郎くん（一巻）のは鹿なのね（笑）。ほかの二人には春めいたエピソードが訪れているのに、ひとりだけ浮いた話のない彼のポジションが偶然にも一巻から予告されていたみたいでおもしろい。
読了日：01月30日 著者：絹田 村子西原理恵子の人生画力対決 4 (コミックス単行本)
サイバラさんとヤマザキマリがまさか同ジャンル（ババ踏み女）だったとは…。お題タイバニにびっくりしたけれど、高須クリニックつながりなのね。
読了日：01月30日 著者：西原 理恵子
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