2013年2月に読んでいた本

　表紙が写真の本のモデルの平均年齢は、あいかわらず低いです。
　まだ読了していないのでここにはあがっていないのですが、育児の心得のロングセラー、のような本をちびちび読み進めています。

定本育児の百科 (岩波文庫)〔全3冊セット〕

　この本とか、

新版 赤ちゃんのいる暮らし

　とかね。
　でもなにせ昔に執筆された本なので、レヴュー等には「医学知識が古い」などと言及されており、気になってきました。じゃあ育児の最新知識っていうのはどれくらい更新されたのよ？　

孫育ての時間

　この本の「クイズにチャレンジ！」というページが、いまとむかしで様変わりした育児に関する知識が簡潔にまとまっており、勉強になりました。
　おしゃぶりとか歩行器とか湯冷ましとか、私が子どもだったころはたしかによく目や耳にしたはずの赤ちゃん関連のことばやグッズが全否定されており、おおう、となりました。鎌倉幕府の成立年は、さいきんの教科書には1192年とは載っていないらしい、くらいのおどろきです。
（でも、いま気づいたけど、この本もすでに干支ひとまわりまえの出版なんだわね……）
　というようなことを夕ごはんの際の話題として報告していたら、主人も、育児書を、それも父親向けのものを読みたくなったらしく、ある日、自ら購入してきたのですが、その本が、

子育てに必要なことはすべてアニメのパパに教わった

　……父親向けの育児書ってたぶん、教科書みたいな本とか事典や参考書みたいな本とか、いろんなタイプがあるんだろうに、いきなりどうしてこんな、応用問題集みたいなアクロバティックな切り口の本を選んだの？　……と、問い詰めたい。
　でもそれが女親ではない、男親のスタンスというものなのかしらー。と、思ったりもしています。

2013年2月の読書メーター
読んだ本の数：24冊
読んだページ数：3120ページ
ナイス数：51ナイス

Heartful ベビーニット　−誕生からよちよち歩きまでのベビーのために−の感想
風工房さんによるデザインの胴着、帽子、シューズ、アフガンのセットがかわいいです。
読了日：2月5日 著者：文化出版局編
こだわりの天然素材オーガニックコットンで編むベビーニット―0~24カ月の感想
再読。腹巻の編み図が、ほかには載っていない感じでおもしろいです。使用糸はすべてハマナカポーム。多色づかいのボーダーの作品が「ポームって彩土染めと草木染めで色の方向性が違いすぎて、とりあわせしづらい」と、かねがね感じてはいた欠点を露呈していて、いいのかなあ…という出来。1色づかいか、彩土染めどうし、草木染めどうしだとそれなりにいい色展開なんだよね。で、1色づかいのえりつきカーディガンがかわいいです。
読了日：2月5日 著者：
一年中着られる赤ちゃんニットの感想
表紙のコートがかわいいなあ、と思ったら、著者がmichiyoさんで、なっとく。6ヶ月、18ヶ月と2サイズ対応のセーラーカラーのロンパースもかわいいです。12ヶ月、24ヶ月対応のキャスケットも2種類のっていて、赤ちゃん用のキャスケットの編み図ってちょっとめずらしい。
読了日：2月5日 著者：ｍｉｃｈｉｙｏ
シュガーベビーのニット―かぎ針あみ&棒針あみ 50~80cm 毛糸と付属品キットがメールオーダーできます (主婦の友生活シリーズ)の感想
くまさん、うさぎさんのジャンプスーツのふちどりがレーシーで、ちょっと甘い雰囲気です。あとショートケーキやカップケーキの編み図も載っています。
読了日：2月5日 著者：川路 ゆみこ
はじめましての赤ちゃんへ 手編みの贈りものの感想
カーディガンを着ている赤ちゃんの写真が後ろ姿だけで、前身ごろのデザインがわかる写真がどこにも載っていないって、ちょっと信じられない。編み図から想像するしかない。作家さんはどうしてその編集内容でOKしたの？　編んでもらわなくてもいいやって思ったの？　ジャンパースカートはかわいいです。
読了日：2月5日 著者：村林 和子
くまさんいっぱい赤ちゃんのくらしのグッズ―すぐに作りたいもの使いたいもの贈りたいものの感想
アフガンとかスタイとかシューズとかに、ひたすらにくまさんのアップリケがついているというだけで、ベビーグッズとして特筆すべきアイデアや型紙があるわけではない本（というか、デザインとしては、ださい部類）なのですが、ぺたんこくまさんのぬいぐるみと、くまさんリュックのかわいさは別格でした。今風に、目をもっと下の方につけたら、もっとかわいくなりそう。
読了日：2月8日 著者：戸崎 尚美
ふんわりベビーのニット 0~12ヵ月の感想
ベビーミトンはつくらないと決めていたのに、その決意がゆらぐような、かわいいデザインが載っていました。そのほか、6〜12ヶ月向けの襟つきツィードカーディガンがラグランスリーブで、かわいいです。どうでもいいんだけど、キャプションがポエムです。「森の小人に会いに行く日」とか「虹色のお花畑で…」とか「お花の妖精とないしょ話」（←お気に入りらしくて二か所にも！）とか。古い本なのかなあと思って奥付を見たら2007年と、さほど昔でもない年の本で、それにもびっくりしました。90年代のセンスだと思ってた…。
読了日：2月8日 著者：
はじめて編むベビーニット―0~18ヵ月の感想
表紙のボンネット、夏生まれの赤ちゃんによさそうです。カシュクール型の胴着は、長く着れそうなアイテム。イニシャルステッチのサックコートはかわいいんだけど、イニシャルの図案がAしかないので、ほかのアルファベット、せめて日本人の名まえの頭文字でありそうなものだけでも載っていたらよかったのになあと思いました。
読了日：2月8日 著者：
さんすくみ 5 (フラワーコミックス)の感想
たたでさえ大忙しの年末年始なのに、神葬祭まで入って大変だの巻。日本で食べるシュトレンがぱさぱさなのは重さが足りないから…という蘊蓄には、ほほうとなりました。巻末の三母座談会よかったです。
読了日：2月10日 著者：絹田 村子
銀の匙 Silver Spoon 5 (少年サンデーコミックス)の感想
八軒くんよりアキちゃんが心配になってきた。痛ソリに大笑い。伊達眼鏡萌えの眼鏡屋さんは、いいよねえ…。
読了日：2月10日 著者：荒川 弘
きのう何食べた?(6) (モーニング　KC)の感想
サーロインステーキの回よりたけのこごはんの回のほうが圧倒的においしそうでつくってみたくて、「ああ年をとったなあ」と感じる、そんな巻。シロさんがゆるゆるとゆるくなっているあたり、作中の時間経過も感じるなあ。あと、「ふたりきりで会ってほしくない」とちゃんと伝えるケンジと、それを受け入れるシロさんが恋愛漫画っぽくて新鮮でした。
読了日：2月10日 著者：よしなが ふみ
きのう何食べた?(7) (モーニング KC)の感想
シロさんの実家にケンジが…というのは、この漫画的に最終回にあたるのではと勝手に思っていたので、さらっと通過されてびっくりしました。シロさんのお父さんがおじいちゃんぽくなっていて……。にんじんとこんにゃくのキンピラは我が家でも常備菜にしたいなあ。あとクリスマスのツナサラダが気になる！！　既刊に出てたレシピだっけ？！
読了日：2月10日 著者：よしなが ふみ
進撃の巨人(9) (講談社コミックス)の感想
クリスタがアルミンに見えるコマがあって、もっと可愛く描いたげてよぅ…と思った。あいかわらずサシャは愛されてる。
読了日：2月15日 著者：諫山 創
ちはやふる(19) (BE LOVE KC)の感想
「A級にあがったら太一は千早にとってライバルにもなるのかあ」と17巻の感想に書いたけれど、まさかこんな早くそういうことになるとは…。原田先生を見ていると、かるたって長く付き合えていい競技だなあと思います。
読了日：2月15日 著者：末次 由紀
3月のライオン 8 (ジェッツコミックス)の感想
宗谷名人が『千と千尋の神隠し』のカオナシみたいに見えた。この世からはみだしちゃった存在。8巻全体としては柳原棋匠の存在感が強かったなあ。この漫画のいいところはときおり挿入される三姉妹のたべものネタだと再認識。
読了日：2月15日 著者：羽海野 チカ
乙嫁語り 5巻 (ビームコミックス)の感想
サームとサーミのお父さんの吝々の理由はあの結婚お祝いにあったのね、と思うとほほえましい気分になる。踊りだす双子も、歌ってあげるお婿さんたちもかわいいな〜。カルルクにとって、アミルもまた、翼ある鳥のように、ふとしたらどこかへ行ってしまいそうな存在なのかも、と思わせるコマがあって、ちょっと不安になったりもした。
読了日：2月15日 著者：森 薫
笠原将弘の 30分で和定食 (旬の料理はこの人から。)の感想
もずくとか、ベーコンとか、お味噌汁の具で、意外なものが多いです。じゃがいものごまきんぴらはつくってみたい。
読了日：2月17日 著者：笠原 将弘
布おむつで育ててみようの感想
布おむつのたたみ方、様々なあて方、洗い方、外出時の使用法、おむつカバーの型紙、大人用ソックスから赤ちゃん用レッグウォーマー・毛糸のパンツを作る方法、そして古い浴衣からおむつをとる方法などなど、内容が非常に充実しています。布ナプキンを使った即席トレパンは目からウロコ。はては裸育児やECについての記述もあるけれどさほど押しつけがましくなくて、自分にあった方法で取り入れてみようと思える本です。
読了日：2月17日 著者：アズマ カナコ
ニンプ道の感想
同世代の妊婦さんだったので、いろいろ、親近感を覚えました。
読了日：2月20日 著者：たかはし みき
ツレと私の「たいへんだ!」育児の感想
全体的にテンション低くてよかったです。世の育児エッセイ漫画ってこれと比べるとどれもずいぶんハイなんだなあ。0〜2ヶ月、2ヶ月〜4ヶ月と、小刻みなのもいいところ。産後のリフォーム下着についてのページが、たいへん、参考になります。
読了日：2月20日 著者：細川 貂々
私の洋裁塾 (Part2) (婦人生活家庭シリーズ)の感想
じんべいの袖の本格的（？）な綴じつけ方が載っていて、よかったです。すずしそう。でも糸の色は黒以外のほうが、写真でもわかりやすかったんじゃないかなー。
読了日：2月20日 著者：手づくりママキディ
大奥 第9巻 (ジェッツコミックス)の感想
青沼周辺は男たちがガヤガヤしていて、最初のころの『大奥』の雰囲気が戻ってきたみたい。五十宮といい8巻の比宮といい、御台さまってせつない。芳三の加齢具合に時間経過を感じて、ほほうと思いました。定信の、吉宗そっくりの外見なのに中身が小娘なところ、おもしろいなあ。
読了日：2月20日 著者：よしなが ふみ
つまみ細工の本―小さな布からはじまる美しい世界の感想
「つまみ細工」というと、お母さんが娘の七五三のかんざしをつくる…というイメージだったんだけど、この本の作品は形が洗練されていて色づかいがモダンで、大人っぽい！　自分用につくりたくなる！
読了日：2月26日 著者：桜居 せいこ
ネックから編むセーター―とじ・はぎなしの感想
トップダウンのセーターはいちどつくってみたいいんだけど、ヨークや襟もとにボリュームがあるデザインが多くて、体型的に私には似合わない…。でもスクウェアネックっぽいラグランスリーブのセーターが載っていて、それだけはなんとか着れそうかな、という気がする。
読了日：2月28日 著者：

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