お楽しみ抽選会の「お楽しみ」とは
妊婦向けイヴェントへ行ってきました。
催しの内容をざっと挙げると、
- 胎教プチコンサート
- 医科、歯科のドクターによる講演
- お楽しみ抽選会
以上でございます。
プチコンサートはフルートとギターのアンサンブル。ふだん、主人による、へったくそなフルートばかり耳にしているので、
「うまいひとが吹くフルートって、音が『ピー』じゃなくて『ほわ〜っ』と聴こえるわ」
という大いなる発見がありました。
(と、帰宅後、主人に正直に報告したら、「ゴールドのフルートなら、ぼくだって……!」と言い訳されました。責任転嫁!)
医科ドクターは医大教授という方で、テーマは「本県における周産期医療の現在」。県民人口に対する周産期ベッド数の割合とか、隣県の医療施設との連携とか。こんなテーマなのに聴きやすくて、そしてすごく、すごーく興味深くておもしろかったのだけれど、はたして、きょうここにきている妊婦がほんとうに求めていた話題なのか、これは? と、ちびっと思ったりしました。もっと身体的な、実践的な知識が望まれていたのじゃないかしら……。でも、身体的な問題は妊婦一人ひとりケースバイケースだし、妊婦全員普遍的な知識なんて、こんなイヴェントに来ているような知識習得に前のめりな妊婦は、もう、自分で調べて知ってるでしょたまひよとかで! ということなのかしら。
さいごにお楽しみ抽選会があって、これは入場受付時に番号札をひいておいて、抽選でいろいろあたる、というもの。プレゼントはミルクや離乳食、そして最新式の紙おむつ処理ポットやベビーカー!
あとのふたつは私、選択肢や考慮すべき機能の多さにカタログを見比べただけでめんどくさくなっていたので、「ここでプレゼントされちゃえばもう比較検討しなくてすむからいいのにな…」と、だいぶ本気でほしかった。が、
「ではお楽しみ抽選会をはじめまーす! さいしょはマタニティCDです! 当選番号は〜、○○番!!」
と、手元の番号札の番号がまっさきに読み上げられてしまい、ええっ…と、しばらく、動けなくなりました。
CDがすでも当たっちゃったということは、もう、このさき、ほかのプレゼントに対してその番号が呼ばれる可能性は無いわけでしょ?
お楽しみ抽選会の「お楽しみ」っていうのはあれだわね、「まだ番号が呼ばれない〜!」とか「近い番号が呼ばれた! かすった!!」みたいな、やきもきする時間が「お楽しみ」なわけなのね、あっというまに当たっちゃうと、つまんないものなのね、ということがわかりました。
そんな経緯で入手したブツなので、しいでぃ〜? くらいのうとましい気持ちで帰宅後に聴いてみたのだけれど、出だししか知らない、うろおぼえのこもりうただのがちゃんと歌詞カードつきでおさめられていて、べんりなものだったので、それはそれでなんだかうれしいような、くやしいような、ふくざつなきもちです。
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