『失われた時間を求めて』


 淡きみどり射せる頁を繰りゆきてわが讀むはプルースト「スワンの戀」の章 ――葛原妙子



 読みさしのプルーストが見当たらなくて、失くしちゃったかしらとしんぱいしていたら、Iくんの部屋に置きっぱなしだった。
 文庫にして100ページめでやっと、あの、紅茶とマドレーヌのくだりに出遭いましたよ。

失われた時を求めて 1 第一篇 スワン家の方へ 1 (集英社文庫)

失われた時を求めて 1 第一篇 スワン家の方へ 1 (集英社文庫)