『ダイ・ハード4.0』

 どうしても観たいの、とシネコンでIくんが指さしたのがこのタイトルだった。
 ああ、そういえば、わりとさいきんの金曜の夜、「3ガロンと5ガロンの容れ物で4ガロン量るにはどうしたらいいの?!」と電話してきたなあ、あれはこれの予兆であったか。と、なっとく。
 映画のほうは、あいかわらず、あんな感じ。ブルース・ウィリス、なんで死なないのかふしぎ。
 そして、この手の映画に出てくるパスワード認証画面って、どうしてあんなに派手なんだろう。
 前作とおなじく、冒頭のちょっとした小ネタの伏線を、終盤でピンチを切り抜けるとききっちり回収していて、そういうところはアメリカ映画はよくできているなあと感心します。ミステリ小説でも、探偵がなぞをといたとき、びっくりしたあと、得心がいく、あのときの安心感が好き。