あの手紙は訂正します

 颱風襲来! の夜は、もうすこしで隣県、という遠く離れた町にいた。ユーザの作業終了待ちで朝からずっと待機していたんだけれど、お昼になっても夕方になっても夜になっても、終わりました、と声がかからなくて、終電のころ「きょうはもう終わらない。あしたまた来て」と告げられたのだった。え、えー。いまこうして書いてみてもひどい話だ。
 その段にはとっくに電車も運休だったので、たまたま我が家のご近所さんというスタッフさんのひとりに自動車で送ってもらった。おかっぱに眼鏡の小柄な女性で、イメージでいうとミニクーパーとかビートル、といった雰囲気なのに、雨を切り裂いて現れたのは白いRX-7だった。すごい。すごすぎてドアの開け方がわからず、ずぶ濡れ。
 家まで送ってもらう道中、いま勉強している資格のことだとか(あいてのスタッフさんはその資格をすでに取っていたので)、いろいろお話してとても有意義だったけれど、やっぱりお客さんと長時間おなじ車内にいるのは精神力が疲弊するなあ。もし今後おなじようなケースに陥ったら、すなおにビジネスホテルに泊まろう、と思った。





 先日投函した手紙には、さいきんは休日出勤もなくてゆったりですよ、と書いたのに、その途端、先週(id:moony:20070903)といい今週といい、土曜日も働いている。
 今週の土曜日の件については、トラブル発生というので現地に赴いたのだけれど、三十分もせずに原因究明、解決してしまった。
 そんなあっさり解消できる内容で、私が現地訪問する必要性ってどこに……? さいしょに連絡をうけた人間が適切に処理していれば、私は土曜日もおやすみだったんじゃないの?
 どすぐろい感情が渦巻いているのが顔色に出てしまったようで、ユーザさんにひたすら恐縮されてしまったので、えーと、あー、うー、「このあたりでおすすめの岩盤浴を教えてもらえませんか?」と訊いたら、近所のスパの割引券をもらってしまった。
 土曜日の午前ちゅうのスパは空いていてすてき。岩盤浴で一時間くらいお昼寝して、あかすりもしてもらって、常連らしいおばさまにダイエットマシーンを1分間延長する裏技も教えてもらって、ほかほかになって帰った。
 ほかほかになったら、ふだんの寝つきの悪さも解消されて、日曜日はいちにちじゅうぐっすり。
 さて。あしたからまたおしごとです。