いまは亡き月の王様

 おともだちが、「望」という漢字は分解すると「亡き月の王」になる、ということを言い出したのがおもしろくって、以来、いまは亡き月の王様、というイメージを脳内でころがして遊んでいる。なにかちょっと浪漫的な、あるいはテリー・ギリアムの『バロン』にでも出てきそうな滑稽な響き。
 ……とかいってたらBunkamuraヴィスコンティ生誕100年祭ですって!*1
 http://www.bunkamura.co.jp/shokai/cinema/lineup/shosai_visconti_sp.html
 未見の『山猫』もぜひこの機会に観てみたいけれど、ヘルムート・バーガーの写真集を買っちゃった身としては、銀幕で観る『ルートヴィヒ』も捨てがたい……! だいたい、途中にインターミッションがある映画なんて、ほかには『風と共に去りぬ』くらいしか思いうかばない。大時代的な香りがする。そういうところも含めて、映画の作品そのものというより、上映というイヴェントを楽しみたいような企画だ。

*1:http://www.geocities.jp/yukimi_ist/←こちらの9月25日を拝見して、知りました