一年とすこしまえ

moony2007-09-26

 今週末はいよいよIくんのお引越しなので、荷造りと掃除のおてつだいをしてきた。
 一年とすこしまえに、はじめてここに来たときは、まさかこんなことになるなんて思ってなかったな、と、段ボール箱の積み上げられた部屋で、なにやら感慨深く。
 知っているひとは知っていることだけれど、付き合いだした当初の私には、Iくんとはあんまり長続きさせるつもりがなかった(わー、ひどい、なにさま。石もて追われる所存です)。そういう気持ちを見透かされたのか、いくつめかの夜、ふいに「またこうして逢ってね」といわれたことがある。どうしてそんなこと? と訊いたら、「だって絹子ちゃんはどこかに行ってしまいそうなんだもん」。
 敏い子だなあ、と思ったけれど、そんなことばを恋人に言わしめるほど放出されていた当時の私の「ひと夏」感って、どれほどだったのだろう。
 というか、Iくんのセリフはまるで少女マンガのヒロインのようだ。で、ヒーローは自分の夢を追っている系の彼氏なの。
 それが、二度目の夏も終わらんとするいま、どうしてこんなことになっているのでしょうね。
 ……というわけで、掃除のさいに触れてしまったハウスダストのせいで、ひさびさにアトピーがえらいことに。Iくんに至っては、喉を痛めて寝込んでいるときたもんだ。換気は大事。だいじょうぶなのかしらお引越し。いろいろなことばが浮かんでは消える。新居ではもっとまめにお掃除しろ、とか。




(なんだか、日記の内容があんまりなので、画像追加でお茶を濁してみる。だれかが水彩絵の具でグラデーションの練習をしたような、いつかの西の空)