どういうことですか
ちょっと早めに、夏休みです。
行き先は那須高原。新幹線だと一時間もせずに着くというのに、まだ紫陽花が盛りの、季節がすこしずれたような涼しさでした。
ガイドブック一冊だけを持って、とくに予定は決めていないぶらり旅です。
那須塩原駅で入手したチラシに、『リサとガスパール』『ペネロペ』の特別展の写真が載っていて、うちの二十六歳児(続柄は夫)が行きたい行きたい! と騒ぎ出しました。主人はペネロペにはつねづね親近感を感じているのだそうです。曰く、
- 目と目が離れている
- 鼻が大きい
- 顔色がおかしい
という共通項がある、と。
それで毎朝アニメ『うっかりペネロペ』を観ながら「てへっ」とまねをしてかわいこぶるので、朝からかるく殺意を覚えるのですが、まあ、行ってみましょうということに。
駅からはレンタカーでぶぶーいと、一路、那須テディベアミュージアム(http://www.teddynet.co.jp/)へ。
チケットを購入し館内に足を踏み入れると、なんと、ペネロペ展はすでに終了していて、『となりのトトロ』展をやっていました。
ふだんものごとにこだわらない主人が、もぎりのお姉さんに「ど、どどどういうことですか」と食い下がっていたので、そうとうショックだったのだと思われます。
そんなわけで、入り口の巨大ぬいぐるみと撮った写真には、ブルーな顔の主人が写っています。
(那須テディベアミュージアムは旧いチラシを早く回収したほうがいいと思うよ!)
じつは私はお人形派ゆえ、ぬいぐるみ派ではないのですが、さすがにここの売店の品揃えはものすごくて、いろいろな雰囲気のくまが。思わず購入。
あと、ジブリつながりで『崖の上のポニョ』のぬいぐるみもわんさかあるなか、魚と人間の姿に変態するとちゅうの、鳥類っぽい、あのきもちわるい瞬間のポニョのぬいぐるみが各種サイズ取り揃えてあって、いったいどんなところに需要があるのか、はげしくなぞでした。
(しかしよく考えると、ペネロペもリサガスもトトロもポニョも、くまじゃない)