ネックウォーマーおぼえがき

 この日(id:moony:20090904#p1)編みはじめたマフラーが男女兼用可能な色なのは、あわよくば主人の誕生日プレゼントにしようという目論見があったためですが、先日、爆弾発言の投下がありました。
「自転車通勤だから、マフラーだと車輪に引っかかって危ないんだよね。ネックウォーマーがいいんだよね」
 目論見、瓦解……。
 そんなわけで、いまはこの本のネックウォーマーを編んでいます。

家ニット外ニット―冬と夏のいろいろな編み物

家ニット外ニット―冬と夏のいろいろな編み物

 表紙のリストウォーマーとセットの、イギリスゴム編みのネックウォーマーです。
 指定糸のリッチモアカシミアメリノはひと玉でマンセルメリノ三玉ぶんのおねだんだけあって、フローのいい万年筆の書き味のようなぬらぬらとした編み心地。
 イギリスゴム編みというごたいそうな名称から、むつかしそうな印象だったんだけど、手順を憶えると、意外にかんたんでした。
 むしろ私はふつうのゴム編みだと、「あれ、つぎって表編みだっけ、それとも裏編みだっけ?」とごちゃごちゃやった挙句、なぞのねじり目ができあがっている……ということがしばしばあるので、「裏目は編まないで右針に移す→表目はそのまま表編み」が一連の流れになっているイギリスゴム編みのほうが、性に合っています。
 編み方を憶えるのには、こちら*1の画像がたいへん参考になりました。
 この本にはほかにも編み込み模様、アラン編み、リブ編みと、いろいろな編み方の帽子・靴下・ミトン類が載っていて、ひと通りの編み方が満喫できます。そのほか、果物や缶詰といった重たいものもがっつり入りそうなヘンプのトート(ハンドルがぐるっと底まで続いているところがみそ!)や裂き編みのバッグ、西瓜やビーチボールを入れるのによさそうなネット編みの巾着など、実用性の高そうなデザインのバッグが多くて、ほかの編み物本と一線を画している印象でした。
 ネックウォーマーの編み図は、探してみたら、レーシィでかわいらしいデザインが多く、男性向けを見つけるのに難儀したので、以下、おぼえがきです。
 条件としては、頭からすっぽりかぶる筒状のタイプです。
なかよし親子のメンズニット men’s knit (Let's knit series)

なかよし親子のメンズニット men’s knit (Let's knit series)

 男性向けには珍しい、模様編みのネックウォーマーの編み図が載っていました。
 ただ、指定の毛糸オリムパスブランシェ12番は新色のようで、地元のユザワヤ店頭には現物も、糸見本にもありませんでした。ネットで通販しようかとも考えたけれど、ブランシェという毛糸はだんだら染色ミックス毛糸で、現物を見て色の出具合を確かめたいタイプなので、断念。新色が出回るようになったら編みたいものです。
 この本には子ども向けの鹿の子編みのキャスケットの編み図も載っていて、かわいらしいです。
かんたんニットワート゛ローフ゛あきふゆ2 (Let's knit series)

かんたんニットワート゛ローフ゛あきふゆ2 (Let's knit series)

 ハニコム模様のネックウォーマーが載っています。男性向けにしてはかわいすぎるかな、クールな感じの紺の毛糸で編んだら、かっこいい感じになるかしら。
 ほかに、表紙の足首部分がボタン留めになっているレッグウォーマーや、異様にかわいすぎるラウンドネックのベスト(なんなんだあれ……モデルさんが似合っているというだけなの??)など、むしろ自分用に1冊ほしいような内容でした。
みんなの、まきもの50―マフラー・ストール・ショール…

みんなの、まきもの50―マフラー・ストール・ショール…

 1目ゴム編みのシンプルなネックウォーマーが載っています。配色は赤×ピンクのボーダーで、ど派手(というかなんというか……)なので、一般的な男性向けには、べつの配色にする必要がありそう。