『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』

 このシリーズの映画は、いきなり劇場で3作目(id:moony:20070720#p2)、その後DVDで1作目(id:moony:20091228#p1)、そして、こんどの4作目公開に合わせた過去作TV一挙放送で、やっと2作目を観ました。こんなお話だったのね……。しかし3作目のあれやこれやを知ったあとで観る2作目ときたら……。
 というわけで、3→1→2→4というわれながらだいぶむちゃな順番で、最新作4作目を劇場に観てきました。以下、感想。

  • スペイン人がかっこよすぎる。
  • 海賊なのに、海のうえで大活躍! というシーンがあまりない。旧作では海戦シーンで流れた曲が地上のシーンで流れると、なんかへんな感じ。
  • 宣教師と人魚がよい。聖職者と人外の生き物の禁忌の恋だなんて、乙女心が滾るなあ。
  • スペイン人がかっこよすぎる(二度目)。
  • 最終的にはバルボッサの一人勝ちだと思うの。

 5作目、6作目にも、いくらでもつなげられるような終わり方でした。なんとなく『ハムナプトラ』を観たときの気分を思い出したんだけど、つまりそれは『インディ・ジョーンズ』の系譜ということ……。つぎがあるならぜひスペイン人を再登場させてくれないかなあ。チェーザレ・ボルジアってこんな感じだったかしらと思わせるいい男だったのです。
(……あらっ。この感想、主人公にひと言も触れてない……)
 ところで映画本編のまえに、『ハリー・ポッター』のさいごの映画の予告編が流れたので、同行した主人と、「21世紀初頭に生きていた人間として、やはり、ハリポタも観ておかないとだめなのではないか」という話になりました。でもふたりとも、1作も観たことがないのです、ハリポタ。「いきなりさいごだけ観て、意味がわかるの? POtC3はぜんぜん意味がわからなかったでしょ」「じゃあ、1作目からぜんぶ観る?」「ハリポタの映画ってぜんぶで何作あるんだっけ?」「……たぶんすごい数」「……うーん……」
 調べたら、全8作……。そりゃあ、あんなにかわいかったダニエル・ラドクリフくんの顎も割れるというもの。公開されるごとに観ていればきっと、こんなにおっくうにはならなかったんでしょうに。夏休みの終わりに、もっとこつこつ宿題をやっておけばよかった、と後悔する子どもたちのような気分になりました。「映画は公開されたときに観ておくこと」、という教訓を得ました。