2011年7月に読んでいた本

 読書メーターで記録をとりはじめて、もう一年半余になりました。
 自分が読んだ本に対するほかのひとの感想を眺めていると、あら、なんだか見憶えがあるユーザー名。ほかの本の感想でも見かけたみたい。ということがちょくちょくあります。読書傾向が似ているのかしら。図書館の、旧式の貸出カードのようですね。『耳をすませば』の世界!

7月の読書メーター
読んだ本の数:11冊
読んだページ数:1464ページ
ナイス数:29ナイス

水蜻蛉の庭 (ビームコミックス)水蜻蛉の庭 (ビームコミックス)
タイトルは変わったけれど『庭先案内』シリーズのあんなひとやこんなひとが再登場。犬の薬売りの話がいいなあ〜。短編小説を読んだような気分。
読了日:07月09日 著者:須藤 真澄
主に泣いてます(4) (モーニングKC)主に泣いてます(4) (モーニングKC)
トキばあのノリにのってくれる仁先生を見て、うっかり「じつはいいひとなのかも」と思ってしまった……。しかし、あの3巻(まさや)の次の巻とは思えない展開。
読了日:07月09日 著者:東村 アキコ
銀の匙 Silver Spoon 1 (少年サンデーコミックス)銀の匙 Silver Spoon 1 (少年サンデーコミックス)
もやしもん』高校編、というよりは『動物のお医者さん』高校編。それも少年漫画なぶん、青くて熱いところがよいです。
読了日:07月16日 著者:荒川 弘
コルセットに翼 9 (プリンセスコミックス)コルセットに翼 9 (プリンセスコミックス)
謎解きの巻。いちばんびっくりしたのは表紙の喪服だけどね! リアムとセディはお互いをライヴァル同士だと思ってるんだろうけど、いいコンビにも思えてきた。ジェシカおねえさまもクリスティンもきれいなのに、ペンタッチがガサガサしてたのが気になる。育ったフィオナ(美貌!)とエミリー(かわゆい!)を10巻ではもすこし登場させてほしい……。
読了日:07月16日 著者:もと なおこ
ヤバい経済学 [増補改訂版]ヤバい経済学 [増補改訂版]
相撲の八百長についての章めあてに読んだけれど、それ以外の章がおもしろかった。子どもの名づけについては、米国のドラマや映画の登場人物の名まえを思いだしつつ読むと、そういうクラスの出身ということを演出したかったのか、と納得できたり。
読了日:07月20日 著者:スティーヴン・D・レヴィット/スティーヴン・J・ダブナー
3月のライオン 6 (ジェッツコミックス)3月のライオン 6 (ジェッツコミックス)
零くんのモノローグは、あのフォントも相俟ってか、いつも音が聞こえてくるような気がする。たぶんドラムの音。なにかの曲の前奏のような。
読了日:07月22日 著者:羽海野チカ
GIANT KILLING(20) (モーニングKC)GIANT KILLING(20) (モーニングKC)
この巻から読みだしたひとはサックラーと山形を主人公側だと勘違いするのでは……? いつもは強豪チームの鼻をあかす役のタッツミーとETUが、この巻では「不気味な敵」役になっていておもしろい。まあ「ジャイアントキリング」っていうタイトルだから山形が主人公側でも違和感はないんですけどね。そしてタッツミーのセリフひとつでよく働いてくれる黒田はコスパがよい。
読了日:07月22日 著者:ツジトモ
ハンガリーのかわいい刺しゅうハンガリーのかわいい刺しゅう
ハンガリーの四つの地方の刺繍。図案集としてもかわいいけれど、読み物としてもおもしろい。カロチャ地方の刺繍は白地じゃなくて黒地に刺しても映えそうな鮮やかな色!
読了日:07月22日 著者:チャルカ
荒川アンダー ザ ブリッジ(12) (ヤングガンガンコミックス)荒川アンダー ザ ブリッジ(12) (ヤングガンガンコミックス)
11巻では「今後、この漫画はどこに向かっていくんだ」と不安だったけれど、12巻はその不安を払拭するクオリティの高さ。リク父のエピソードは良いなあ。しかし、書店で平積みでもひと目では荒川と気付けない表紙はあいかわらずなのね。
読了日:07月27日 著者:中村 光
へうげもの(13) (モーニングKC)へうげもの(13) (モーニングKC)
家康も三成も不器用すぎる部分があって、それが漫画的には魅力。家康が肝っ玉母さん的な北政所(子どもいないけど)に惹かれるのは、実母と引き離された幼少期のせいと思えば説得力がある。一方、利家は最期までフリーダムすぎる。退場が惜しい。
読了日:07月27日 著者:山田 芳裕
君がいない夜のごはん君がいない夜のごはん
食にまつわるエッセイ集なのに、こんなにも「さしておいしくなさそう」な食べ物がオンパレードな本も珍しい。でも可笑しい。着眼点と妄想の瞬発力がどこかおかしい(ほめことば)相変わらずのほむほむ節。
読了日:07月29日 著者:穂村 弘

読書メーター