2011年9月に読んでいた本

 日記を書けなかったので、読書の記録だけでも。
 今月も、ほむ本を読みました。

人魚猛獣説 (スターバックスと私)

人魚猛獣説 (スターバックスと私)

 スタバのあの魔法の呪文みたいなオーダーに関して、ほむほむはどう臨んでいるんだろう? と、まえまえから興味がありました。
 ……そしたら、
 自分の飲みたいものはスタバふうにいえば「ショートソイエクストラホットカプチーノ」だと知っているくせに、

カプチーノを熱めの豆乳で」「あ、小さいので」

 と注文しているらしい。
 なんなのその肥大した自意識……。
 お寿司屋さんでお客さんが「あがり」とか「おあいそ」とか符丁をつかっているとちょっと微妙な、あの感じかしら。しかし。しかしー。ショートを「小さいの」まで言い替えなくても。
 予想していたのとは斜め上の方向にほむほむでした。

9月の読書メーター
読んだ本の数:11冊
読んだページ数:1359ページ
ナイス数:9ナイス

海月姫(8) (講談社コミックスキス)海月姫(8) (講談社コミックスキス)
尼〜ず空中分解かと思いきや、これまで影の薄かったジジ様の立候補。しかしきっかけは蔵パパなんだよね。パパはいいのかそれ? 148ページの月海とシュウシュウは初々しくてよい。でも、稲荷さんがこの巻ではただの悪役でかわいそう。美人で憎まれ役だけどなんだか昭和っぽくて憎めないのが稲荷さんだと思うの。
読了日:09月13日 著者:東村 アキコ
葬儀姫 ? (フレックスコミックス フレア)葬儀姫 ? (フレックスコミックス フレア)
中身はおもしろいのに、表紙(ヒロインの顔の大きさとウエストの細さは違和感があるなあ)で損をしていそうな、もったいない本。司祭さまと公爵ルークが好き。
読了日:09月20日 著者:もと なおこ
グーグーだって猫である6グーグーだって猫である6
最終章はグーグーの臨終の話。ここ最近の話は大量の猫たちの世話でただもうてんてこまいの生活を追っているだけという印象で読んでいてつらかったので、作品として息も絶え絶えだった『グーグーだって猫である』が、グーグーの死とともに幕を引いたのは、寂しいようなほっとしたような、複雑な気持ち。
読了日:09月22日 著者:大島 弓子
きのう何食べた?(5) (モーニングKC)きのう何食べた?(5) (モーニングKC)
きのうも、きょうも、あしたも、ゆるゆると大きな事件もなく続いていきそうなゲイカップルの日常と料理のおはなし。……なんだけど、巻を重ねるごとに少しずつ進展しているのがシロさんの両親がらみのエピソードでわかる、というのがこの漫画の醍醐味だと思う。バナナケーキつくろう。
読了日:09月26日 著者:よしなが ふみ
Under the Rose 7 春の賛歌 (バーズコミックス デラックス)Under the Rose 7 春の賛歌 (バーズコミックス デラックス)
うつくしく病んでいる貴族の邸。それを維持すべく立ち働く階下の使用人たち。女家庭教師が雪玉づくりに妙に手慣れているのは、子どもの頃、近所の悪童たちからいじめられる弟を守っていたその名残りなのかな。あいかわらず、あれこれ深読みさせられる漫画。
読了日:09月26日 著者:船戸 明里
sewing recipe(ソーイングレシピ)―おでかけできるホームウエアと小物を手づくり (CHIKYU-MARU MOOK 別冊天然生活)sewing recipe(ソーイングレシピ)―おでかけできるホームウエアと小物を手づくり (CHIKYU-MARU MOOK 別冊天然生活)
背表紙の写真のシャツワンピがかわいいなーと思ったら、著者のブランドの商品の広告で、型紙は載っていなかった。がっかり。
読了日:09月27日 著者:坂上 のり子
大人かわいいナチュラルワードローブ大人かわいいナチュラルワードローブ
身頃のデザインがかわいい、と思ったリネンのエプロンワンピース。全身写真がなぜかしゃがんだポーズで、スカート部分のシルエットがぜんぜんわからない。せつない。
読了日:09月27日 著者:山下 ふみ
大聖堂ものがたり―聖なる建築物をつくった人々 (「知の再発見」双書)大聖堂ものがたり―聖なる建築物をつくった人々 (「知の再発見」双書)
久々に読んだ「知の再発見」双書。図版いっぱいで眺めていて楽しい。でも、キャプションや本文のレイアウトが凝りに凝っていて、逆に読みづらいかも。
読了日:09月28日 著者:アラン エルランド=ブランダンブルグ
ヴァチカン物語 (とんぼの本)ヴァチカン物語 (とんぼの本)
「物語」というタイトルだけれど、ヴァチカン見学前に目を通すと最適なガイドブックになると思う。サン・ピエトロ大聖堂の下、聖ペテロがまつられたネクロポリスを見学するには大聖堂の左脇の事務所で予約が必要なのね、とか。美術館としてのヴァチカンの紹介も充実。
読了日:09月28日 著者:塩野 七生,藤崎 衛,石鍋 真澄
図説 大聖堂物語 新装版 (ふくろうの本/世界の文化)図説 大聖堂物語 新装版 (ふくろうの本/世界の文化)
創元社の「大聖堂ものがたり」と比べると、断然読みやすい! 独特の建築様式の各部位の名称や、「読む聖書」としてのステンドグラスの絵柄の解説、彫刻の聖人たちの衣服のドレープの時代的変化など興味深い。大聖堂建築の資金集めに聖遺物が効果絶大だったというのはケン・フォレットの『大聖堂』を思い出させるエピソード。
読了日:09月28日 著者:佐藤 達生,木俣 元一
人魚猛獣説―スターバックスと私人魚猛獣説―スターバックスと私
スタバに関するほむほむのエッセイはおもしろいだろうなぁと想像していたら、すでに出版されていた。スタバの女性客さんと男性の店員さんの短歌は「もしかして…」と想像させる余地があってすてき! 
読了日:09月29日 著者:穂村 弘

2011年9月の読書メーターまとめ詳細
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