2012年4月に読んでいた本

 冬からずっと読んでいた『ベルセルク』は、ついに最新刊まで追い付きました。長かった……。長かったけど、さいきんの刊行ペースを調べたら、つぎの新刊を読めるまで待つ時間もまた流そう。
 今月読んだ本といえば中学英語の本と、あとはほぼ漫画だったので、プロファイルしたら、ふつうに中学生という結果がでそうです。ゆいいつ、主婦向けのタスクマネジメントの本一冊だけが、私が成人女性であることを裏付けしてくれるかな……。

4月の読書メーター
読んだ本の数:16冊
読んだページ数:3476ページ
ナイス数:28ナイス

ベルセルク 36 (ジェッツコミックス)ベルセルク 36 (ジェッツコミックス)
イスマの正体はやはり…という巻。ガッツは鎧でしんどそうだけど、危うくなっても最終的にはシールケがなんとかするだろうと思ってしまうので、緊張感がない。大技を果たしたあとのファルネーゼの視線がついガッツを探してしまうあたりはせつないなー。ガッツ一行より海賊団のほうが感情移入できて主役っぽかった。
読了日:04月15日 著者:三浦 建太郎
天地明察(2) (アフタヌーンKC)天地明察(2) (アフタヌーンKC)
渋川春海は、はじめてその業績を知ったときの印象が「漫画かライトノベルの主人公の設定みたい」だったので、この『天地明察』は、ついに! と思いつつ手にとったのだけれど、実際に描かれているのを読んでみたら、あっちこっちの分野に手を出しすぎた多才のひとなので、むしろ、ポイントを絞って描くのがたいへんそうに感じた。どっちかというと脇役か、主人公の好敵手向きの経歴の持ち主なんだよね、じつは。絵はこのお話にすごくマッチしていると思う。
読了日:04月15日 著者:槇 えびし
主に泣いてます(6) (モーニング KC)主に泣いてます(6) (モーニング KC)
妹の結婚式でああいうことになったあとに、仁先生と出会って……。と考えると、泉さんの変わらないっぷりってすごい。変わらなくていい、という仁先生だから好きになったんだろうけど。派出所のお姉さんのお説教ほど、かっこよく、効果のないもの、いままで漫画で見たことない。つねちゃんが宝塚でテンションあがっていて微笑ましかったけど、このままギャグ要員になっちゃうんだろうか、と不安。
読了日:04月15日 著者:東村 アキコ
もやしもん(11) (イブニングKC)もやしもん(11) (イブニングKC)
ミス農大落としがメインの巻。大きなお祭りがかかわる学園物って読んでいて楽しいけど、日本酒に関しては本格的には次巻以降っぽいのでちょっぴり残念。学園物かつ醸されていたオクトーバーフェストの巻の記憶が新しいので、どうしても比較してしまう。中山さんのホルスタインぶりと亜矢さんの君臨ぶりが見事。あと、表紙って蛍じゃないのね…。
読了日:04月15日 著者:石川 雅之
ヒストリエ(7) (アフタヌーンKC)ヒストリエ(7) (アフタヌーンKC)
表紙の人物画、歴史の資料集などで見憶えのあるあの横顔、と思っていたら、本編中であんな用いられ方をしていて、ゾクゾクした。アレクサンドロスの秘密を暗示するのに、なにより雄弁。漫画はおもしろく読んでいるけれど、いつも、この時代とこの地域への、自分の基礎知識の無さにいらいらしてしまう。
読了日:04月15日 著者:岩明 均
3月のライオン 7 (ジェッツコミックス)3月のライオン 7 (ジェッツコミックス)
いじめっ子グループメンバーを同時刻に別の場所で事情聴取(たぶん口裏あわせ防止)は新担任の頼りがいと本気をよく表しているけれど、彼の登場からすんなりことが運びすぎてカタルシスのもっていきようが奪われたような、でも現実ってこんなものかというような、ふしぎな感じ。零くんはせっかく高校に通っているのに部活でも大人にばっかり囲まれてるけどいいのかなあ。同年代の友は二階堂がいるからいいのか。宗谷名人や岳人さんを見ていると、将棋界って変わったひとと体の弱いひとしかいない印象。
読了日:04月15日 著者:羽海野 チカ
聖闘士星矢THE LOST CANVAS冥王神話外伝 4 (少年チャンピオン・コミックス)聖闘士星矢THE LOST CANVAS冥王神話外伝 4 (少年チャンピオン・コミックス)
お仕事とはいえ、アルバフィカがだれかとコンビを組んで闘うってなんかちょっと意外。新鮮。
読了日:04月15日 著者:車田 正美
海月姫(9) (KC KISS)海月姫(9) (KC KISS)
「初デートに自分デザインのドレスを着ていく!」って、まるで小学低学年向け少女漫画のなかのエピソードなのに、そうじゃない(Lサイズ20枚のリアリティ)のが『海月姫』の魅力だと思う。しかも「好きな子が自分以外とデートに行く、そのためのメイクをする」という残酷な話まで同時に処理している。「鋤です」は岡田あーみんへのオマージュなのかな。巻末おまけ漫画は、実際の対象はともかく、私もそんな「好きな人」がほしいなあと思わせる幸福感のようなものが溢れていていいと思った。とりあえず宝塚を見ればいいのかな…。
読了日:04月17日 著者:東村 アキコ
進撃の巨人(7) (講談社コミックス)進撃の巨人(7) (講談社コミックス)
人間サイドにも巨人サイドにも謎が増えるばかりの7巻。キャラクターの名まえを憶えても次々脱落していくのでつらい。威嚇しているサシャには作者の愛を感じる。嘘予告がいちばんおもしろいのもあいかわらず。
読了日:04月17日 著者:諫山 創
GIANT KILLING(22) (モーニング KC)GIANT KILLING(22) (モーニング KC)
山形戦での勝敗の行方はうすうすわかっていたので、どうやってそうなるの? ということが気にかかっていたわけだけれど、そのひとの動きで、あのひとがああなって、このひとが決めますか、というあたりは意外ー。サポーターたちのお話も気になってきた。そしてこの漫画の最強はあいかわらずパッカ。
読了日:04月17日 著者:ツジトモ
ちはやふる(16) (BE LOVE KC)ちはやふる(16) (BE LOVE KC)
団体戦のあとの個人戦のふしぎさは、かつて戦った他校の子たちもみんな応援したくなるところ。千早が利き手の負傷から、左利きとの対戦のヒントをつかむあたり転んでもただでは起きない感じ。若宮さんとの今回の対戦はあれでいい、ふたりにはクイーン戦があるから。太一がライバルとして見据えているのは新のみなんだけど、太一のことをいちばん理解しているのは新でもヒロインでもなくヒョロくんなあたり、太一の報われなさをよく表現している。それにしても、子どもに百人一首にまつわる名まえをつけたくなる漫画ナンバーワン。
読了日:04月17日 著者:末次 由紀
ヴィンランド・サガ(11) (アフタヌーンKC)ヴィンランド・サガ(11) (アフタヌーンKC)
クヌートと父王の幻影の対話がいいなあ。王者の孤独と呪い。次巻、ケティルにていろいろな再会が描かれそう、そして物騒そう。
読了日:04月17日 著者:幸村 誠
ネオ・ファウスト (朝日文庫)ネオ・ファウスト (朝日文庫)
未完とは知らずに読んだ。第一部、冒頭の不可思議な出来事が、さいご、めくるめくように種明かしされていくくだりにゾクゾクした。第二部でまり子が自分の子の正体に気づいていた理由は一体なんだったんだろう。ぜひつづきを読みたかったなあ。手塚眞氏による解説の、治虫が病床で「鉛筆をくれ」といったというエピソードは、ゲーテの「もっと光を」を思い起こさせるね。
読了日:04月21日 著者:手塚 治虫
機動警察パトレイバー (1) (小学館文庫)機動警察パトレイバー (1) (小学館文庫)
なんと、昭和!の時代に描かれた近未来ものの漫画。なのに、古臭さを感じない。アニメ放送時は子どもすぎて、ロボットが出てくるのに暑苦しくないのがふしぎだったなあ。
読了日:04月21日 著者:ゆうき まさみ
機動警察パトレイバー (2) (小学館文庫)機動警察パトレイバー (2) (小学館文庫)
文庫版一巻では古臭さを感じなかったけれど、二巻の野明の私服は……。風杜さんと遊馬が野明を巡って三角関係したらおもしろそうなんだけど、そんなことにはならないのかなー?
読了日:04月21日 著者:ゆうき まさみ
あな吉さんの 人生が輝く! 主婦のための手帳術あな吉さんの 人生が輝く! 主婦のための手帳術
実際にこの手帳術を使うかはともかく、なんでも付箋に書くのってよいアイディア! 勉強中の単語や文法などを、ノートにまとめるのもカードに書くのもしっくりこなかったけど、なんでも付箋に書きだしてノートに貼ってみようかなあ。
読了日:04月29日 著者:浅倉 ユキ

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