クールビズと文房具好き

 きょうから、クールビズ
 朝はいつも、主人が出勤の準備をしているあいだに、お弁当をつめたり包んだりしているのですが、今朝はあっというまに着替えを終えて衣類部屋から出てきたので、お弁当の支度が整っていなくてあわわっ、となりました。
 ……ということはつまり、これまで、ネクタイいっぽんを締めるのに、どれだけ時間をとられていたのだろうか。
(ネクタイは、ほかに類を見ない、ふしぎな存在だよねえ。まずもって形が珍妙になったあと進化が止まっているし、まいにち身につけるものにしては、着装する手順が複雑すぎると思うの)
 主人を見送ったあとは、自宅の中を家探しして、付箋紙をかきあつめました。
 先日から、ちょっと気になって読んでいる主婦向けタスクマネジメントの本があって、そのなかに、「抱えているタスクはすべて付箋に書きだして、一覧できるよう貼り出しなさい」とあるのです。

あな吉さんの 人生が輝く! 主婦のための手帳術

あな吉さんの 人生が輝く! 主婦のための手帳術

 そのほか使用するものは「A4サイズのバインダー式手帳」「マスキングテープ」「フリクションボールペン」と、指定が細かいあたりが、文房具好きをワクワクさせます。
 ちなみに文房具好きとしては、いぜん、MOLESKINEポケットと情報カードをつかったGTDにも心惹かれて、試してみたことがあるけれど、「一覧性がない」のと、「女性の手では、情報カードは出先でパラパラめくるのにむかない」のとで、途絶した過去があります。
 でもまあそういう趣味嗜好のおかげで、たいていの文房具は買いに走らなくても、自宅ですぐに揃います。「A4サイズのバインダー式手帳」も「マスキングテープ」も「フリクションボールペン」も、各種あるもんね。そして10min用の付箋紙が、ちょっとした用事を書いて手帳に貼るのにちょうどよさそうでした。(いやーしかし、10minは実践してないのに、なんで自宅にこれが転がってるんだろう。文房具好きの在庫ってなぞだよね)
あな吉さんの 人生が輝く! 主婦のための手帳術』のほうは、このマネジメント術にいたるまでの著者の苦労話が長く書かれていて、読者のなかに共感と、この術への必要感を湧き起こす仕組み。『あな吉さんの主婦のための幸せを呼ぶ!手帳術 カラー実践版 (別冊すてきな奥さん)』のほうは写真が豊富なので、実践する際に参考になるのは、こちら。
あな吉さんの主婦のための幸せを呼ぶ!手帳術 カラー実践版 (別冊すてきな奥さん)

あな吉さんの主婦のための幸せを呼ぶ!手帳術 カラー実践版 (別冊すてきな奥さん)

 これら一連の本を読んでいちばん感動した点は、手帳すなわち書きこむもの、という既成概念を打ち砕いてくれたことです。書きこみ自体は付箋紙に行い、その付箋紙の台紙として使用してもべつによいのだ、それは手帳だけじゃなくて、ノートもいっしょ。というのは、大発見! だって私、ものすごくかわいいノートを買って、かわいすぎて字が書けない……! というアホなことをしょっちゅうやっているんだもの。これからは、かわいいもの、おきにいりのものを、ふだんから身近に、気軽に使えそうです。