『アイアンマン3』
TVを観ていたら『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』のCMが流れて、ひあああ、とへんな声が出てしまいました。
クリス・ヘムズワースはどうしてあんなにかわいいの? トム・ヒドルストンはどうしてあんなにほっとけない風情なの!
で、
「あれ? 『アイアンマン3』を観てなくない?」
と気づいて、オンデマンドで観ることに。
出産後はじめてお金を払って観る映画だわー。
(地上波やBSやCSで垂れ流されているのを観るのは、お金を払っている気が、さほどしない)
それにしても、あの『アベンジャーズ』*1のあとのお話、というとまず、
「異世界の神様と共闘したり宇宙に飛び出したりしちゃったのに、いまさら地球上の人間と戦って、おもしろさを感じられるのだろうか」
「トニー・スタークとブルース・バナーが天才おっさん同士、凡人にはわかならい会話を二時間、仲よさそうにしているだけではだめなのか」
……という点が気になっていたんだけど、予想通り、だいぶスケールダウンしていました。そのかわり、トニーのたいせつなものが失われてしまう……? というストーリー。
(この「たいせつなもの」は、ブルースではないです)
ところで私は『アイアンマン』って、第一作*2が最高におもしろく観て、トニーがくよくよしている『2』*3は「あんまり……」で、『アベンジャーズ』は再びおもしろくて……という過去があるのですが、『アイアンマン3』は『2』同様「あんまり……」でした。
ゆいいつ、すてきだなあと感じたのは、ミレニアムカウントダウンパーティの、「あの遠い日の花火」感でした。トニーも、元カノのマヤも、今回の敵のキリアンも、いまやみんなおじさんおばさんで、可能性のかたまりだったあの日からこれまで少しずつ選択肢が狭まっていまこの現在に至ってしまった……というせつなさ。
あと、
「え、ミレニアムって、もしかしてとっくに干支ひとまわりまえ……?」
と愕然としました。
それと収穫は、オンデマンドはべんりだけれど、マーヴル作品の楽しみの、途中で胸やけするほど膨大な特典映像がなくて、物足りないわーとわかった点です。つぎからはディスクをレンタルしよう。
アイアンマン3 ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]
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