2014年1月に読んでいた本

「2013年、文字の本を読めなくなった」と書いたばかり*1だけれど、2014年のお正月は、曜日の並び上、主人のおやすみががっつりとあったおかげで、ひさびさに読めました。

英国一家、日本を食べる (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ)

英国一家、日本を食べる (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ)

 主人も興味を惹かれそうな内容だったので、読むといいよと渡しながら、ふと、
「私、さいきん気づいたんだけど、食べ物に関する本を読むのが、好きみたいなの」
 と語ったところ、ものすごく神妙な顔をしながら主人が、
「そう。ぼくは以前から知ってたよ」
 というので、えっいつから?! と問いただしたら、
「饗宴外交に興味があるけど、『エリゼ宮の食卓』という本が絶版で手に入らないって話したら、それ読んだことあるよ、たぶん実家にあるよって即答されたときだよ」
 あらー、たしかに、そんなことが何年かまえにあったわあ。
エリゼ宮の食卓―その饗宴と美食外交 (新潮文庫)

エリゼ宮の食卓―その饗宴と美食外交 (新潮文庫)

 ベストセラーじゃないどころか、絶版になるような本なのに、読んだことがあるうえにまだ所蔵してるんかい! と、それはそれは印象深かったそうです。
 読書傾向って、意外と、周囲より当人のほうが把握できていなかったりするのね。と気づきました。
 ちなみに『英国一家、日本を食べる (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ)』は、去年、計画入院の際に読もうと購入したものの、陣痛誘発剤の効くのが早すぎて序章しか読めなかった本でした。越年の宿題をようやく終えたようで、なにやらすっきりです。

2014年1月の読書メーター
読んだ本の数:35冊
読んだページ数:5519ページ
ナイス数:75ナイス

聖☆おにいさん(9) (モーニングKC)聖☆おにいさん(9) (モーニングKC)感想
ブッダの周囲は、ブッダを崇拝している弟子たちとブッダをおもちゃにしている天部なんだけど、イエスの周囲は、弟子がイエスをおもちゃにしていて、天使たちがイエスを大事にしているんだよねとこの巻で気づきました。あと漁師兄弟をみるといつもオリラジのあっちゃんを思い出します。なぜだろう。
読了日:1月3日 著者:中村光
もやしもん(12) (イブニングKC)もやしもん(12) (イブニングKC)感想
大学生が高校生を未熟と罵るお話を読まされても…。日本酒の話はおもしろかったけれどなんかカタルシスがなかったので(お酒捨てるのはなあ…)次巻にもつづいているといいのですが。
読了日:1月3日 著者:石川雅之
無限の住人(30) <完> (アフタヌーンKC)無限の住人(30) <完> (アフタヌーンKC)感想
長かった…。初めて読んだときは十代だった。凛ちゃんのなかでは仇討はとっくにどうでもよくなっていたのだと思っていたので、そうではなかったことに衝撃を受けました。でも、そうしないとお話が終わらないか。初めて誉められて照れている槇絵さんがかわいかったです。
読了日:1月3日 著者:沙村広明
マギ シンドバッドの冒険 1 (裏少年サンデーコミックス)マギ シンドバッドの冒険 1 (裏少年サンデーコミックス)感想
ミニキャラの絵柄が本編よりむちむちしていて、こどもシンドバッドがはちきれそうです。しかしドラコーンって……ドラコーンなのかな。すると今後、八人将とシンドバッドの出会いもすべてこの外伝で描かれるのかしら。本編を読んでいると作者がスパルトスを描きたくて描きたくてでも本筋じゃないから我慢している感が伝わってくるので、ご本人は描けないんだあと思うとなんだか残念です。
読了日:1月3日 著者:
海月姫(12) (講談社コミックスキス)海月姫(12) (講談社コミックスキス)感想
千絵子抄の洋装姿に衝撃。あまりにも赤裸々なあとがき漫画にも衝撃。シュウシュウは、海外出張でしばらくケータイ通じませんくらい伝えてってもいいじゃん! でも連絡がとれずにもだもだする展開って漫画で久々に読んだような気がします。
読了日:1月3日 著者:東村アキコ
グラゼニ(12) (モーニングKC)グラゼニ(12) (モーニングKC)感想
ユキちゃんのエピソードは一巻につき一話っていうペースになっちゃったのかな。石塚さんの存在がおもしろいです。シーズンはじまってゴタゴタしてほしい! ナッツ編はあいかわらずおもしろい。
読了日:1月3日 著者:アダチケイジ
ヴィンランド・サガ(13) (アフタヌーンKC)ヴィンランド・サガ(13) (アフタヌーンKC)感想
トルフィンたちは平和に暮らしたいんだろうけれど、やっぱり戦争の描写になると血沸き肉躍る漫画だなあ。
読了日:1月3日 著者:幸村誠
3月のライオン 9 (ジェッツコミックス)3月のライオン 9 (ジェッツコミックス)感想
高城さんは進路どうなったの…? そしておじいちゃんの健康が心配です。滑川七段と土橋九段の描かれ方が異質で、、べつの漫画が始まっちゃったみたい。お話とは全然関係ないけど口絵のモモちゃんとユニコーンがかわいいです。フェルティングニードルで立体化したい。
読了日:1月3日 著者:羽海野チカ
銀の匙 Silver Spoon 8 (少年サンデーコミックス)銀の匙 Silver Spoon 8 (少年サンデーコミックス)感想
駒場くんの決断にえーっとなりました。アキちゃんはいままで物わかりがよすぎたり本当の自分を出していない感じがあってヒロインなのにいけ好かなかったので、やっと自分を出してきてよかったなぁという感じです。稲田さんのお風呂の不思議な動きはサービスシーン潰しだったのね…。もともと色っぽくない絵柄なので、理解するのに、しばらく時間がかかりました。
読了日:1月3日 著者:荒川弘
さんすくみ 6 (フラワーコミックスアルファ)さんすくみ 6 (フラワーコミックスアルファ)感想
孝仁くんに春が来た…のか?! お母さんのハッスルっぷりがかわいいです。
読了日:1月3日 著者:絹田村子
進撃の巨人(11) (講談社コミックス)進撃の巨人(11) (講談社コミックス)感想
ミカサが! ミカサがかわいすぎる!! 私のなかでクリスタを超えました!!! ライナーの虚実がよくわからなくなっているあたりも怖いけれど、あんなに誠実そうなベルトルトの、さらっとひどいことを言っているあたりも怖いなあ。
読了日:1月3日 著者:諫山創
マギ 14 (少年サンデーコミックス)マギ 14 (少年サンデーコミックス)感想
白龍の過去にびっくり。練さんちは紅いほうが敵で白いほうが味方なんだと思ってたけど、最終的にどうなるのかよくわからなくなってきた。魔法学校に入学だーと楽しみにしていたマグノシュタット編が、いきなり体育会系しごきで意外でおもしろいです。
読了日:1月3日 著者:大高忍
マギ 15 (少年サンデーコミックス)マギ 15 (少年サンデーコミックス)感想
モルジアナにはソナー機能もついていたのね…。
読了日:1月3日 著者:大高忍
マギ 16 (少年サンデーコミックス)マギ 16 (少年サンデーコミックス)感想
まるごとマグノシュタット編。おまけ漫画がほんとに関係なかった。
読了日:1月3日 著者:大高忍
マギ 17 (少年サンデーコミックス)マギ 17 (少年サンデーコミックス)感想
ティトス初登場時におやっと感じた既視感の理由が判明。
読了日:1月3日 著者:大高忍
マギ 18 (少年サンデーコミックス)マギ 18 (少年サンデーコミックス)感想
レームのファナリス兵団のひみつも気になってきました。
読了日:1月3日 著者:大高忍
マギ 19 (少年サンデーコミックス)マギ 19 (少年サンデーコミックス)感想
玉艶こわい…。アラジンが紅炎に世界に真実をうちあけちゃうと一気にストーリーが進んじゃう気がするけどいいんだろうか。シンドバッドおじさんともまだまだなにかありそうなのに、
読了日:1月3日 著者:大高忍
つらつらわらじ(4) (モーニングKC)つらつらわらじ(4) (モーニングKC)感想
和泉が殿の真意を悟るシーンが好きです。
読了日:1月3日 著者:オノ・ナツメ
つらつらわらじ(5)<完> (モーニングKC)つらつらわらじ(5)<完> (モーニングKC)感想
きれいに決まったラスト。いっしょに旅を終えたようにな気分になる。
読了日:1月3日 著者:オノ・ナツメ
ちはやふる(22) (Be・Loveコミックス)ちはやふる(22) (Be・Loveコミックス)感想
ひきつづき原田先生主役の巻。東京に戻ったら若さがもう失われていたってせつないなあ。この過去あってのいまの原田先生なのね。
読了日:1月4日 著者:末次由紀
千年万年りんごの子(2) (KCx ITAN)千年万年りんごの子(2) (KCx ITAN)感想
田舎の因習のお話であり、お見合い結婚の夫婦の恋物語でもある。一巻ではうわあ…と思った陸郎もいい感じになってきた。あとがきが異質でおもしろいです。
読了日:1月4日 著者:田中相
英国一家、日本を食べる英国一家、日本を食べる感想
分厚い本。『壬生』のおだしのくだりが官能的。最後に飛び込んでくるミシュランのニュースのすばらしきタイミング。なのにイギリスに帰って飲んでるのがジャスミンティーなんだああ、というずっこけ感。
読了日:1月5日 著者:マイケル・ブース
すてきなおばあさんのスタイルブックすてきなおばあさんのスタイルブック感想
昨今流行りの、おばあちゃんに憧れる元・女の子の本かと思いきや、現役のおばあちゃんの本でした。
読了日:1月5日 著者:田村セツコ
聖闘士星矢セインティア翔 1 (チャンピオンREDコミックス)聖闘士星矢セインティア翔 1 (チャンピオンREDコミックス)感想
年末に初版を買い損ねて再版までひと月待ちました。原作だと銀河戦争のころのお話。女神アテナのそばに少女のまま聖闘士として仕える聖闘少女セインティア。敵は女神エリス、と女の子いっぱい。主人公の翔子は沙織さんに対して友好的じゃなくて、それが原作初期の星矢を彷彿とさせます。黄金聖闘士の中ではミロが目立っているのは、エリスの黄金のリンゴと、リンゴがギリシア語でミロっていうのをかけているのかな。今後、沙織さんを遠くから見守る老師やムウ様とか、聖域から派遣されるデスマスクアフロディーテとか出てこないかな。たのしみ。
読了日:1月17日 著者:車田正美
あみあみレストランあみあみレストラン感想
手づくりおままごとグッズ本をいろいろ探索中。フェルトのほうが手間がなくていいかな……、という印象だったけれど、鍋焼きうどんの太打ちうどんが一本ずつ編みあげられているのに「そうきたか!」と脱帽。たしかに麺類は、フェルトより毛糸のほうが適任。
読了日:1月18日 著者:ほしみつき
かわうそブックのフェルトスイーツのかわいい小物2かわうそブックのフェルトスイーツのかわいい小物2感想
スイーツがモチーフの、フェルトでつくったポーチやペンケース。使っているうちにすぐフェルトがけばけばになりそう。フェイクスイーツにするならポーチ機能は不要だし、ポーチにするならフェルトではないほうがいいんじゃないかなあ。市販のお菓子のアポロ・きのこの山たけのこの里のちいさなマスコットがあって、それはつくってみたいと思いました。
読了日:1月18日 著者:かわうそ(中川美喜)
RUKOのフェルトのスイーツ―はじめてでも、うっとりするほどリアルに作れる (セレクトBOOKS)RUKOのフェルトのスイーツ―はじめてでも、うっとりするほどリアルに作れる (セレクトBOOKS)感想
わりとおとなっぽい雰囲気でリアル志向のフェルトスイーツなんだけど、リボンやビーズをあしらって「これは手芸作品ですよー」と小声でアピールしている風情なのがなんだかかわいいです。
読了日:1月18日 著者:南木裕子
あみぐるみの森 (ハンドメイドシリーズ)あみぐるみの森 (ハンドメイドシリーズ)感想
大小さまざまな円筒をつくってくっつける、という従来のあみぐるみとは違って、布を裁断したぬいぐるみのパーツのような平面をまず編んでとじあわせていく、という手法がおもしろかったです。これだと色替えの自由度がかなりあがるんですね。
読了日:1月18日 著者:
あみぐるみのたからもの (Handmade Series)あみぐるみのたからもの (Handmade Series)感想
キリンとカンガルー親子、それにインコがツボでした。スリッパは、毛糸の太さをかえたらお人形サイズにできそう。
読了日:1月18日 著者:おおまちまき
針と糸を使わないフェルトのスイーツ (レッスンシリーズ)針と糸を使わないフェルトのスイーツ (レッスンシリーズ)感想
書店で表紙を見かけるたび、リアルすぎて、どんな手法でつくってるんだろう……とふしぎでした。内容は、タイトル通り「針と糸を使わない」んだけど、使った方がかんたんなんじゃん…?! というくらい手間がかかってます。でも、そうしないとこれだけリアルにはできあがらないのかなー。裁断の段階でいろいろくじけそうなので、フェルトをカット済みのキットを買っちゃおうかと思っちゃいました。
読了日:1月18日 著者:原口幸子
Under the Rose (8) 春の賛歌 (バーズコミックス デラックス)Under the Rose (8) 春の賛歌 (バーズコミックス デラックス)感想
衝撃のラストの前巻から丸二年。なのに肝心の謎が謎のままとか…それもまた衝撃…。これまで伯爵はなにを考えているかわからなくて不気味だったけれど、なにを考えているかを詳細に描かれてもやっぱり不気味。お話には関係ないけれど、伯爵が初めて見たアンナさんのカットはいつもコピー使いまわしで、それが強烈なひと目惚れだったこと、その瞬間に伯爵が目を奪われて、その後なんども目裏に思い出しただろうこと(そしてそのときの美しさを上回る笑顔をアンナさんが伯爵に向けたことはなかったこと)の演出みたいで、なんだか好きです。
読了日:1月19日 著者:船戸明里
スイートドレス・レシピスイートドレス・レシピ感想
リバティってほかの副資材とのとりあわせがむずかしいというイメージがあったけれど、柄のなかの差し色のリボンをあわせるのは楽ちんでいいなー。リバティの花柄をひと房ずつ切り取って、無地の布にアップリケ的にあしらうのも、淡い小さい花柄だと刺繍みたいですてき。全柄だとうるさい、というときによいアイディア。
読了日:1月30日 著者:海外竜也
いまある素材で作るヴィンテージからの服作りいまある素材で作るヴィンテージからの服作り感想
服飾系専門学校生が古着屋さんの服を素材に自分でつくって着て中央線沿線を歩いていそうなイメージ。凝っていて、手間暇がかかっていて、おもしろいんだけど、着るひとを選ぶ。
読了日:1月30日 著者:根本貴史
矢島タケシのどこかが違う僕の服―ワンピースからビーズのアクセサリーまで矢島タケシのどこかが違う僕の服―ワンピースからビーズのアクセサリーまで感想
洋裁というより、ひと手間加えたために手芸っぽい仕上がりになっている作品が多かった。コラムは読み物としておもしろい。フランス人のマダムがスワトウのワンピースを着るのはすてきで、でも外人が着物を着るのは滑稽で、日本人が中国ふうブラウスを着るのは中国人に見えるからダメ、というくだりはよくわからないけれど、ご本人の美意識ではスジが通っているのだろうなあ、という感じ。
読了日:1月30日 著者:矢島タケシ
毎日の心地よい服毎日の心地よい服感想
デザインはかわいくて、つくりは凝っていてすてきだけれど、十代から二十代前半向けのお洋服という印象。
読了日:1月30日 著者:櫻井悦子

読書メーター

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