『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』
おもしろかったです。予想外なほど!
前作『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』*1は、『アベンジャーズ』*2の前ふりのお話のなかでは個人的にはあんまり……だったので、低ーい予想をしていたんだけど、いやはや、『アベンジャーズ』以降の作品群だと、ダントツの出来ばえ。
しかしストーリーとしてはおもいっきり「前作からつづく」にして「次作へつづく」なのでした。
(シリーズものってまじめに観ていくとおもしろさが積み重なってごほうびのように膨らんでいくのが醍醐味だけれど、ほかにひとに気軽におすすめしづらいという欠点があるよね)
キャプテン・アメリカことスティーヴも、彼のマドンナであるぺギーも、親友のバッキーも、ふたたび会うことができたのに、かつてとはあまりにも多くのことが変わってしまった……というところが、別離よりなお苦い味で、とても好みでした。
今回は吹き替え版で観たのですが、スティーヴの、いまでこそハンサムでマッチョだけれど、じつは人生のうち長いことスクールカーストの下の方で生きてきた、繊細な内面がよく表現されていて、おおっ! となりました。このひとの魅力は、こういうギャップにあったのかー! ご本人の肉声より吹き替えのほうが、それが強調されているんじゃないかしら。
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