製本という作業

 先日提出したレポートは、再提出で返ってこないので、及第点ではあったみたい。たぶん。
 しかし、われながら一部分野への理解のへっぽこぴーかげんに眩暈がした。徹底した復習の必要性を痛感。
 専用テキストは1冊で厚さ約4センチ(しかもB5版)もあるので、自宅外に持ち出せないのがネックなのだけれど、一章ごとにばらばらにして、移動ちゅうにも目を通せるサイズにしてみた。
 使用したのは、アスカ社製の卓上製本機AsmixB3300X。
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 製本カバーはBINDOMATIC社製の卓上製本機とじ太くん用のもの。

 どうして製本機本体と製本カバーが異なるメーカーなのかといえば、

  • Asmixは本体のデザインがかっこいいんだけど、専用カバーはA4にしか対応していない。
  • とじ太くんは本体のデザインがかっこわるいんだけど、専用カバーはB5にも対応している。

 という事情があったため。だめもとで試したら、問題なく製本できた。B5版で製本したいのに、とじ太くんのダサさに二の足を踏んでいるというひとはAsmixを購入するといいと思います。
 製本という作業は、学生時代にサークルの会誌(コピー機で刷って、ステープラーで留めたうえから製本テープを貼る)以来だった。いちどばらばらにして、ただの紙の束になってしまったテキストの頁を、専用カバーで挟んで製本機にセットすると、ほう、というような仕上がりになる。
「紙の束」と「本」のあいだに横たわる違いってなんなのだろう。そりゃあ私は活字中毒というより書痴*1の部類だから、書物という形態にはフェティッシュなものを感じるけれど。たとえば、ただの色つき石も、研磨して金や銀の環をつければ指環になるような、二本の木の枝も、交叉させればたちどころに十字架になるような。掌のうえで、ひとつのものが、なにか意味ありげなものに変身してしまった気がした。

*1:テキストを分解した分際でなにをかいわんや、だ