狭い

 先日図書館で借りた『ラテン語のはなし』*1を読んでいたら、Iくんに素朴な疑問を受けた。
「それはどこの国で喋られている言葉なの?」
「……バチカン市国?」
「狭っ」
 そ、そうくるか。
 ああ、でも、近所の書店に行ったとき、モンゴル語ベトナム語のテキストはあってもラテン語のはなくて、いったいどういう基準だかわからないわね、と憤慨したんだけれど、そういう基準だったのかもしれない、と思った。そうかあ。面積かあ。意外な視点。