インディの遺品
オフィスにて。ひとつ年下のKくんと、来年にむけて、手帖のはなしをする。おお、秋も深まった感のある話題。
出世頭のKくんは年をまたぐプロジェクトを抱えている最中なので、1年に1冊の手帖から、リングタイプで、リフィルを自由に増やせる方式に移行しようかと思案しているらしい。絹子さんはどんな手帖で日程を管理しているんですか? と訊かれる。
私がつかっているのはmoleskineのスケジュールノートなので、そういう、マネジメントをばりばりするひとには向かないような気がするわー。moleskineの利点は、しいて挙げるなら、
- 年間カレンダーと月間スケジュールに祝祭日や振替休日の情報の記載がないので、自分で書き込まなければならない。「まあ、この日もおやすみなのね!」とわくわくする作業ではある。
- たまに↑の作業で印をつけ忘れて、直前になって「まあ、あしたはおやすみなのね!」と気づくときがあり、日々がサプライズに満ちてはいる。
そんくらいかなー、と話したら「それは利点とはいえません」と却下された。ちぇっ。
あ、あと、
- TRAVELS PLANNINGのページが設けられており、一年も残り二ヶ月となる段でこのページがまっさらだと、こんな生活でいいのかしらと自分の人生を見るめなおす、よい指標になる。
というのは、だめかしら。だめか。
でも来年も私はやっぱりmoleskineのスケジュールノートをつかうと思います。
……そんなことを言っていたら、手帖にのみさしの紅茶をこぼしてしまって、乾かしても、紅茶色のすごい風合いになってしまった。もしも『インディ・ジョーンズ、密林に消ゆ』という幻の完結作があったなら*1、インディの遺品として、あの帽子と一緒に古代遺跡のほとりで見つかりそうな感じ。
*1:おじいちゃんインディが出てくる"The Young Indiana Jones Chronicles"は、なかったことにして。