送ったり送られたり

 月曜日のはなし。
 前の職場でたいへんおせわになったひとが退職するというので、送別会にお邪魔してきました。
 その部署において、この半年のあいだに辞めたひとの、三人目でした。部署の一割が辞めた計算になります。
 しかも今回の退職者は、グループをしょって立つ、じつに頼りになるひとで、いずれ部署のトップになると目されていたひと。だれも予想だにしていなかったので、衝撃も一入。
(私は辞める辞めると二三年騒いだ挙句の寿退社だったので、衝撃度はあんまり、だった)
(もうひとり辞めた子は新人当時から教育担当に「自分の好きな仕事をしたほうがいいよ」と諭された人物だったので、これもあんまり)
 私の送別会以来、半年ぶりに懐かしい顔たくさんのひとと会ってきました。
 仕事を辞めても、またこうして飲み会に顔を出せばみんなと会えると思っていたのに、そうじゃないのね。それぞれ自分の道を歩くひとがいて、もう会えないかもしれないのね。うわーんさみしいわー! と嘆いていたら、女の子数人は同意してくれたんだけど、冷静なひとには「まっさきに辞めたおまえが言うな」とつっこまれてしまいました。ですよねえ。
 そして「その前髪はなに」とは、やっぱり、言われました。ですよねえ。