一歩踏み出す

 以前書いた、主人が引っ越したがっているという話(id:moony:20090625#p1)。
 どうやら近々に実現してしまいそうです。
 主人の希望する引越し先は都内だったんだけれど、私は県内が良くて、それどころかいま住んでいるところから1丁目と離れたくなくて(だって徒歩圏内に広い公園と美術館と図書館と4軒のスーパーがあるんだよー)、はてさてどうやって説得しようかしら、というのが思案のしどころでした。
 いま住んでいるあたりは、公立小学校の評判がとても良い、というのが特徴。うそかまことか、「この学区の評判を聞きつけて、関西からわざわざ引っ越して来た家庭もあったんですよ」とは、不動産屋さんのおじさんの弁。
 主人は都内の中高一貫校出身で、そこにさいきん初等科が開設されたというので、いつか子どもが生まれたらそこに通わせたがっているのだけれど、私は、ランドセルにしょわれてるような子どもを電車通学させるのははらはらどきどきで、とてもむりそうなのです。
(よそのしっかりしたお子さんならいざしらず、私と主人の子では、ぽーっとしているはずだしね!)
 自分自身が約40分から1時間かけて学校に通っていたので、他の子より自由になる時間が少ないし、ご近所に同じ学校の子がいないし、放課後さみしい思いをしたというのも、大きな理由のひとつ。
 だから、安心して通わせられる公立の小学校がご近所にあれば、そこに通わせるのがいいんじゃないかな。大学の附属小学校が徒歩圏内にあるし、私立の学校のスクールバスも通っているので、いちおう他の選択肢もあるし。
 ……と、将来の教育計画まで引き合いにしつつ、いかにいま住んでいるエリアがよいかを主張。
 結果、主人も納得し、ご近所で物件を探すことになりました。よかったよかった。ひと安心。
 しかし、まだこの世に生まれてもいないひとのことなのにね!
(幼稚園や初等科のお受験は、試されるのはお子さんじゃなくてお母さんだと聞くので、そういう意味でも私にはむり。できるだけ回避したい)
 引越しって、ただ住むところを変えるだけじゃなくて、これからどうやって生きていきたいかを考えて、そこに一歩踏み出すことなんだわねえと思いましたとさ。