2009年さいごのライフハックと2011年問題

 大晦日だというのに、我が家は来客の予定あり。
 ことし五月に買ったテレビ(id:moony:20090503#p3)が、引越し後の部屋にはサイズがだいぶちいさくて、この冬、もっと大きいサイズのものを買ったので、古い方(といっても、まだ型落ちしていない)を主人の職場の同僚に譲る、そのついでに我が家で食事でも、ということになったのです。
 さいしょは「二十八日が仕事納めだから、その日に」という話だったのに、同僚くんの仕事が終わらず休日出勤で延び延びになって、大晦日のお昼に変更。その後さらに、「大晦日の夕方でもいいですか?」と打診されて、それはちっともかまわないけれど、えーと、それは納まるんですか? ことしじゅうに? 仕事納めしないまま新年が始まってしまうのでは? と、ひじょうにはらはらする展開になりました。
 ともかく、来客まで時間ができたので、ゆっくりと大掃除の仕上げに、お正月飾り。そして年内さいごのお買い物。
 お正月用に屠蘇散を買っておいたのに、味醂を買ったら、屠蘇散がおまけでついてきました。しかも、買ったものとおまけのものと、クオリティにあきらかに差があればあきらめもつくけれど、まったく同じメーカーの、まったく同じ品物だった……。
味醂は年の瀬に買うと屠蘇散を買う必要がない」というのが2009年に得たさいごのライフハックです。
 同僚くんは、ぶじ、夕方には仕事納めできたので、いっしょに夕ごはん。ことし作って評判のよかったお料理、豆腐ステーキ香味野菜のせ(id:moony:20090826#p2)や、ミートソースカレー(id:moony:20090420#p2)を総決算的につくったところ(主人曰く「鉄板メニューですね」)、好評でした。よかったよかった。
 ことしの大晦日最大の関心事は、ジルベスターコンサート。男性のヴァイオリン奏者に毎年まいとし、新年の年号をかたどったフレームの眼鏡をかけているひとがいて、大晦日恒例という感じなのです。200X年代は問題なかったわけですよ、百の位と十の位の0がちょうど目のところにきて。しかし、2010年って、どうなるの? と、数日まえから心配のたねだったのです。
 カウントダウンの曲は、近年稀に見るくらいのぴったりさかげんだった、ホルストの『惑星』より「木星」。そして、例の眼鏡の方は、百の位の一の位の0が目の部分で、十の位の1は鼻の上のブリッジに乗っているデザインの眼鏡をかけていました。司会者にまで「ことしはどうなることかと思っていました」と言及されていて、ああ、みんな気にかけていたのね、と心配が共有された瞬間。しかし、2011年こそどうなっちゃうんだ……、と新たな心配が生まれた瞬間でありました。彼の年号眼鏡着用の歴史が途絶したら、つぎの年からジルベスターコンサートは視聴率が下がると恐れがあるので、テレビ東京は最大限協力するべきと思います。