つやつやしている

 さて、上記の映画を観に同行したのは、学生時代以来の友人で、ここ数年は私の結婚やら彼女の引っ越しやらあり忙しさのために、二年ぶりくらいの再会でした。
 そしたら友人がとてもつやつやとしていたのでびっくりした。二十代の終わりから三十代半ばにかけての女性というのは、外見的には洗練され、内面の熟成から滲み出るアウラも加味されて、人生でもっとも美しい絶頂期だとは思いますが(それより下は「かわいい」とか「若々しい」とかのジャンルだと思う)、同級生なのに、私と違ってなんでこんなにつややかなんだろうとびっくりした。
 訊けば、いまとても夢中なものがあって(例えると、ジャニーズのおっかけのようなもの)、毎日が楽しいんだそう。その趣味をはじめてから、女性ホルモン系のトラブルまで解消されてしまったのだそう。
 ああ、私に足りないものはそれです! まいにち編み物ばかりしているから指先がかさかさしているんだわ! 人生にはなにか、うるおいが必要なのよ!
 ……とりあえず帰り道にコンビニに寄って、コラーゲン飲料を購入しました。ドーピング。
 それにしても、うつくしいというのは正義だなあ、圧倒的だなあ、と感じずにはいられない出来事でした。私もいろいろがんばろう。とりあえず、編み物をしたらハンドクリームを塗るところからはじめよう。