ワールドカップと法事の関係

 ワールドカップの決勝トーナメント、日本対パラグアイ戦は、TV観戦していました。
 延長戦終わってもスコアレスドローで、PK戦で決着……、だなんて。なんてなんて、観ていてやきもきするのっ。
 自分は出場していないくせに、あまりの重圧に居ても立ってもいられなくなって、
「もし子どもを産んで、それが男の子で、サッカー少年になったとしても、ゴールキーパーのポジションだけはぜったい許さない!」
 と、とりあえず宣言しておきました。宣言したって、ねえ。なにがどうなるわけでもないのですが、ゴールキーパーの川島が地元出身の子なので、もう、気持ちはお母さんだったのです。
(といっても、川島、うちの主人と同学年)
 この重圧に負けない精神力のお母さんだから一国の代表チームに選ばれるアスリートを育てられるのかもしれない……、とも思いました。
 そうこうしているうちに、結局、日本代表は負けてしまったのだけれど、試合のあと、インタヴューに答えていた主将の長谷部の発言が、敗れたばかりだというのに、あまりにもパーフェクトな内容だったので、夫婦ともども、唸ってしまいました。日本のサッカー選手って、いつのまにあんなに洗練されていたんだろう!! 
 サッカーをちゃんと観るのはだいたい四年にいちどのことなので、いろいろと発見や驚きがあって、新鮮です。法事のときにしか会わない親戚のようだわ。