だんぜん「好き」なのです

 古い婦人雑誌の別冊付録も、ひきつづき、漁っています。
 購入したのは昭和四十二年の編み物特集。このくらいの年代になると表紙が光沢のある紙になって、昭和三十年代以前のものと比べると、ぐっと丈夫そうで、ああ高度成長期! という感じです。
 和装用の羽織やコートの編み方がたくさん載ってたのが、購入の決め手でした。


 道行衿は定番なわりに雰囲気がきものっぽくないので好き嫌いがわかれるとよく聞くけれど、私はだんぜん「好き」なのですよねえ。
(お洋服もスクウェアネックが好き)

 編み物で、和装のはおりものをつくる、というと、つい、ショールやケープばかり考えてしまうのですが、そういえば、棒針でなくてかぎ針でも、四角い編み地が編める編み図なら、羽織だってできちゃうんだなあと気づいた次第です。カジュアルな羽織って、お仕立て上がりでも見かけないし、きもの屋さんで反物を見ても提案されないので、自分でつくれるとなると、だいぶ楽しそうです。