オクトーバーフェスト
オクトーバーフェストへ行ってきました。
といっても、ドイツではない。そもそもいまは十月ではない。
芝公園にて、そういうなまえの、ドイツビールを飲めるイヴェントが催されているのです*1。
(ラテン語のoctは8を意味するから、むしろ逆に正しいといえば、正しいのか?)
夜、とうに灯りの消えた学校と学校のあいだの細道を通り抜けると、ぽっかりと公園があり、そこには光り輝く天幕とたくさんのテーブルとイスが設えられて、ひとびとがにぎやかに乾杯しているのでした……と、まるで童話のワンシーンのような、浮世離れした光景が広がっていました(絵本ならば挿画は山口マオ希望)。日本の夏のお祭の夜店のようだけれども、すこし違和感があって、その原因はなんだろう、と考えたら、そこにいるひとがみんなおとなで、子どもの姿がひとりも見えないことでした。
ステージの天幕もあり、生演奏の伴奏つきで会場全員が「乾杯の歌」を歌う企画なども、楽しかったです。『もやしもん』の8巻に、本場のオクトーバーフェストの写真に、写っているたくさんの人がひとり残らず笑顔! というくだりがありましたが、いやほんと、「ビールを飲む」って、どうしてこんなに楽しいことなんだろう。
- 作者: 石川雅之
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/07/23
- メディア: コミック
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たくさん飲むぞー! と意気込んでいたにもかかわらず、さいしょに頼んだ黒ビールがグラス一杯なのに問答無用の半リットルあって、お腹いっぱいになってしまい、そんなにたくさんの種類は飲めませんでした。量的にはたくさんだったから、よしとするか……。
写真は、夜空に溶け込んでしまっている黒ビールのグラスと、天幕と、そのうしろの森のむこうにそびえる、色の変わった東京タワーです。東京タワーは一日に二時間だけ、その日の決まった色にライトアップされるそうで、この日の色は青でした。色に込められたメッセージは「水・命」だそうです*2。ああ、「生命の水」ってお酒の異名だもんね! はからずも乙な演出だわね東京タワーめ、と思った次第です。