節電の夏と麦茶事情

 オフィスにて。なんだか、視野のどこかが「昭和」っぽい……。と、きょろきょろ見まわして気付いた。ふだんは電気ポットが置いてある場所に、水彩画調の花柄プリントの、いかにも年代物! といった風情の魔法瓶ポットが、代わりに置いてありました。節電の一環らしいです。節電って、たいへんよねー。という感慨のまえに、「よくもまあ、いままで捨てずに残していたなあ」と感心してしまったできごと。
 いっぽう我が家では、もともと電気ポットは使ってはいないのだけれど、お湯を沸かすときは電気ケトル使用だったので、今夏、はじめて、ふつうのやかんを導入しました。

杉山金属 キューブケトル2.5L KS-2621

杉山金属 キューブケトル2.5L KS-2621

 かたちはふつうではない。でも、このかたちだと、最大火力でお湯を沸かせるので、すばやく沸騰して、便利です。
 そのほか、今夏導入したもの。 いままで使っていた麦茶用ポットはガラス製。衛生的で気に入っていたのですが、ガラス製の蓋つきポットって容量がだいたい一リットル強なのですね。三、四杯飲むともう残り少なになってしまう。ポットふたつでローテーションをしていたけれど、私、いちにちに何回麦茶ポットを洗ってるんだろう……? と、ふと気づいて愕然としてしまったので、プラスティック製の大容量(比較的)のポットを購入。これだとポットひとつでまるいちにちぶん保つ!
 で、ねんのため、麦茶の水出しはやめて、麦茶をお湯で出すことにしました。やかん、さっそく大活躍です。
 購入したやかんに沸騰をしらせる笛がないので、沸かしすぎやしないか心配だったのですが、火にかけるとあっという間に沸くし、BGMがわりのTVを消しておけば沸騰する音もよくきこえるし、いまのところ問題なしです。TVを消すようになったのが、案外いちばんの節電かもしれない。