ホテルの朝食と大人味
金曜日の夜は、主人はお泊りでした。会社の宿泊研修(という名の宴会)で、ホテルの宴会場に社員全員一堂に会したあと、おなじホテルの客室に泊るのだそうです。宿泊費は会社もち。会社の宴会をホテルで、というのはよくあるけれど、そのあとお泊りまでするというのは豪勢だなあと思いました。だってホテルって、慰安旅行みたいにどこか遠出したわけじゃなくて、都内のオフィスの近くのホテルなんだよ。泊らなくても帰れるじゃん……。
宴会のあと、コンビニでお酒を買いこんで、客室で同僚と酒盛りをしたんだよー、と、土曜の朝、帰って来た主人が説明してくれました。それってほかの部屋のお客さんからクレームがきたり、ホテルのスタッフから周囲されたりしないの、と訊いたら、フロアまるごと同じ会社のひとが泊っているから、その心配はないんだとか。
つまり、フロアまるごと酔っ払いなのね。おそろしい話です。
まあ、主人は「ホテルの朝ごはん」が大好きなので、食べられてよかったねえ、と水を向けたら、
「そうでもなかった。僕は、はじめて絹子といっしょに食べたホテルの朝ごはんがいちばんよかったなあ。あれで、ホテルの朝ごはんを好きになったの」
はじめていっしょに食べたホテルって……セレスティンホテルか。
ほかにもいろいろ朝ごはんめあてにお泊りしたのに、なんだかちょっと意外な感じ。
でも、ことしの結婚記念日は、忘れていなければ、そこにまたお泊りしてもいいかなあと思いました。
(と、忘れないように、日記に書いておこう)
そしてひきつづき、『TIGER & BUNNY』をふたりで観ました。
スカイハイの片想いの回が好きです。ヒーローとしての自信を失ったスカイハイが恋をした相手は、公園で出逢った少女で、じつはアンドロイド。戦闘モードになって様変わりした少女を、自分の恋の相手とは知らず倒して、スカイハイはヒーローとしての自信を取り戻す。
てっきり、戦闘ちゅうにアンドロイドが声を発して、スカイハイがいま自分が闘っているアンドロイドがあの少女だと気づいてしまう展開になるんだとばかり予想していたのだけれど、そうならず。意外。どうしてなんだろう、としばらく考えたのですが、そんなことになったら、自信を取り戻すどころか、ふつうに再起不能だな、メンタル的に。と気づき、納得しました。
戦いのあくる日、少女へ贈るために花束を買って、公園でスカイハイが待ち続けるラストがとってもビターでした。大人味なアニメだなあ。
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