『町でうわさの天狗の子9』
主人がひさびさに名古屋出張だったので、
「おみやげには赤福を買ってくるように」
と厳命しました。
品物を指定しないと、「エビフライ味のプリッツ」とか「味噌カツ味のうまい棒」とかを買って帰りそう……という懼れがあったためです。
北海道や沖縄、京都あたりの名産品は、常設のアンテナショップがあったり、ちょくちょく物産展が開かれていたり、わりあい入手しやすいけれど、赤福は、このあたりでは、レアな食べ物なのです。
「駅の売店で八個入りが売り切れていて、十二個入りしか買えなかったよ」と復命する主人を「むしろ、のぞむところ」とねぎらいました。
で、赤福を食べながら『町でうわさの天狗の子』の最新刊を読んでいたら(お行儀悪い)、四郎坊が赤福を食べたがっているひとコマがあって、あまりの偶然、珍しいできごとに、日記に書いた次第です。
……と、いうような理由でこれは珍しいことだと判断したわけだけれど、赤福エリア在住のひとにはどうってことないのかもしれません。それはそれでなんてうらやましい。
- 作者: 岩本ナオ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2012/04/10
- メディア: コミック
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(三郎坊は赤沢さんとお似合いだし、五郎坊は、どうせ私以外のたくさんのだれかが好きだよきっと、という気がする)