うちあけ話、その後

 先日のはなし(id:moony:20121227)の、つづき。
 いくら私自身が女の子推しとはいえ、主人の男の子押しの理由も訊かずにあしらったのは、やっぱり、すこし、かわいそうだったかなあ、お舅さんは次男でお姑さんも次女だからあるわけないと思っていたけれど、跡取りがどうとかいう事情がじつはあったりするのかもなあ、と反省するところがあったので、こちらからあらためて訊ねてみることにしました。
「どうして男の子の赤ちゃんがいいの?」
「僕は子どもがおおきくなったら、いっしょにWiiUで遊びたいんだよ」
「それくらいなら、女の子だってできるじゃん」
「違うの! ウイイレで対戦とかしたいの!」
 あー、それはたしかに、女の子だと相手してくれないかも!
 と、納得。
 そして主人側の理由もまた私の「ぶりぶりのエプロンドレス」並にどうでもいいことが判明したので、今後も私は女の子推しで邁進していく所存です。
(というか、買う予定すらないWiiUが、主人の未来予想図ではちゃっかり我が家にあることが承服しかねるわ)
 きょうはお舅さん、お姑さん、主人、私という顔ぶれでイタリアンでお昼を食べたあと、お舅さんに手伝ってもらって、我が家の模様替えをしました。
 居間の隣の部屋を、主人の書斎兼私のミシン部屋としてこれまで使っていたのを、ベビー部屋にすることにしたのです。
 デスクや棚をほかの部屋に移動するのに伴い、服だの本だの大量に処分した結果、
「うちってこんなに広かったのね……」
 と感動するほどすっきりしました。
 まいとし、年末には大掃除をしていたつもりだったけど、汚れをとっただけで、ものの処分にはなってなかったんだわねえ。
「年末」という条件だけでは不十分で、「家族が1.5倍に」という要因がないと、皮下脂肪みたいに増えた、家のなかの不要なものを捨てることってできないのかあ〜。
 ……というような話をしみじみと、家具移動完了後のお茶の時間に語らっていたらばですね、
「そういえば『断捨離』っていう本あるでしょ。お父さん、あれ、買ったの」
 と、お舅さんが語りだしたことによれば、『断捨離』を読み、いたく感動したお舅さんが、その理念について自説のようにお姑さんに開陳したところ、話を聞くお姑さんの理解がなんだか異様なほどいつになくスムーズで、深い。なんとなれば、お姑さんもまたすでに『断捨離』を買って読んでいた、と……。
「だからいま、うちでいちばん処分しなきゃいけないのは重複しちゃった『断捨離』の本(笑)」
 というオチも含めて、お舅さんのさいきんの持ちネタなんだろうなあと思いました。
 ……なんか、平和だなあ。我が家も、主人の実家も。いいのかなあ。いいのか。