なぞのプラマイゼロ感

 元旦です。昨年同様、ことしも初詣は無しで、主人の実家へお節を食べに。ついでに、主人が以前通っていた楽器の先生のお宅へも、娘を連れてご挨拶。
 ところがここで、よもやまさかの、
「お年賀として持参した菓子折が、先生がお土産として用意してくださった菓子折とバッティング」
 という事態が発生しました。
 あーん、たしかに「梅林堂だったら、まあ、とりあえず、こういうときに失礼じゃないよね。元日にもお店ひらいてるし」って思いながら買いましたとも、安直にも!! 埼玉のひとならわかるでしょ! それはもう「『NATURAL BEAUTY BASIC』の服を買っとけば、とりあえずお仕事着って感じになるよね」というくらいの安易さですよ!!
 ……というわけで、お正月のご挨拶なのか、娘の顔見せなのか、梅林堂交換会なのか、よくわからない訪問になってしまいました。
 しかも、帰宅して、いただいた包みをおそるおそる解いたら、お菓子の種類も、入数も、持参したものとまったく同じ中身で、死にたくなりました。種類がかぶったのは、とりあえずあちらもお嫌いな味ではなさそうと判断できるからまあいいとして、数まで同じなのは、どうなんだろう……。そもそも、目上の方へのお年賀って、お土産より豪華なほうがいいの? 控え目なほうが失礼じゃないの? 皆目わからん……。
 新年早々、なぞのプラマイゼロ感に悩まされる2014年の幕開け。でもなんだかすっごく負の方向に精神力を消費した感じ。我が家も、先生のお宅も、得も損もしていないけれど、梅林堂には売上として計上されるから、景気回復のためにいいことをしたのかしら。めんどくさいから埼玉県内では日本円のほかに梅林堂の『武州路』も基軸通貨ということにすればいいよもう!(補助貨幣はトミゼンフーヅの『彩果の宝石』で)