名探偵、皆をあつめて「さて」と言い
現在は7月第3月曜日にあたる「海の日」の祝日を、制定当時のように7月20日に固定しよう、というニュース。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140801-00000090-jij-pol
これを耳にしたとき、さいしょに妄想したことはですね、たとえばあと半世紀くらいのち、
「この日記のこのページにはなんと書いてありますか?」
「『2014年7月20日、海の日』――?」
「しかし2014年当時、海の日はハッピーマンデー法の対象であり、7月20日は海の日ではなかったのですよ!」
「で、ではこの日記帳は!」
「そう、後世に捏造された偽物なのです!!」
……っていうトリックの推理小説が発表されそうだわあということで、つぎに思ったことは、
「でもこの推理小説はつまらなそう」
ということです。
2014年7月に読んでいた本
「私じつはガンダムより聖闘士星矢のほうが好きなんだよね」
と積年の秘密を主人(好きなモビルスーツはGM)にうちあけたところ、とてもショックを受けていました。
2014年7月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:627ページ
ナイス数:26ナイス
聖闘士星矢セインティア翔 2 (チャンピオンREDコミックス)の感想
アイオリアが同い年で同じ人種のミロより少し老けているのは「裏切り者の弟」扱いで苦労したせい? 沙織さんは毅然としているけれど、ベッドで不安に襲われる一面もあったりしてかわいいです。このぶんだと聖域に美衣さんが着いていかないわけがないから短期決戦なんだろうなあ。しかし、日曜朝のアニメはΩじゃなくてセインティアでよかったんじゃない? と思ってしまった。
読了日:7月2日 著者:車田正美
聖闘士星矢THE LOST CANVAS冥王神話外伝 10 (少年チャンピオン・コミックス)の感想
裏切者の弟であるアイオリアの対比としての英雄の弟シジフォスの物語。下された不吉な神託に対して人間がもごもご抵抗しても結局思いがけぬかたちで悪いことは起きる、というあたりが本家ギリシア悲劇っぽくてじつにいいです。ルゴニス先生登場シーンにちょこちょこいるちいさいアルバフィカがかわいい。アスプロスは前巻のイヤミぶりから想像できないキラキラさで、一体このあと何があったのか…。ハスガードはシジフォスとアスプロスのふたりがいれば聖域の運営を任せられるから、自分は後進の育成に専念しようと思っていたんだろうなあ。
読了日:7月2日 著者:車田正美
機動戦士ガンダム〈2〉 (角川文庫―スニーカー文庫)の感想
アムロがセイラさんと?! そして、この世界線のシャアはララァのこと「私の母になってくれるかもしれなかった女性だ」とか言わなそう……。文章は荒削りで、後半「!」と「!?」ばかりになっていく。ちょくちょく文意が掴めないのは私がニュータイプじゃないからなのかなー。でもクスコ・アルの最期はとても映像的でさすがだった。岡田斗司夫による解説はいま読むと半分わかるようで半分わからない。
読了日:7月3日 著者:富野由悠季
使いきる。 有元葉子の整理術 衣・食・住・からだ・頭の感想
マニキュアはつねに1色だけ。シーズンの新色を買ったら古いものは捨ててしまう、というくだりがすごく印象的だった。翻って、我が家にある、ドロドロと固まった流行遅れの色のマニキュアたちよ……。忙しいと手間暇かけたり考えたり工夫したりが億劫で、つい手軽に100均やAmazonで物を購入してお茶を濁してしまうけれど、それをせず家にあるものをブラッシュアップしていけば、思考もクリアになり時間的余裕もまた生まれる、よい循環がつくれるのではないかなあと思った。
読了日:7月16日 著者:有元葉子
読書メーター
2014年6月に読んでいた本
あれ……。こんげつ、1冊だけ……?
2014年6月の読書メーター
読んだ本の数:1冊
読んだページ数:123ページ
ナイス数:34ナイス
まんが親 3 (ビッグコミックススペシャル)の感想
にゃーちゃんのボキャブラリが増えてきて、『まんが親』もまた、育児漫画がすすむと必ずあらわれる「すっとんきょうな発言・いいまちがい」期に突入。でも、にゃーちゃんの発言より、それを言っているときのポーズとか、著者夫婦が会話しているコマの片隅にいる、気を抜いたにゃーちゃんの表情とかが、自然で、へんてこりんで、おもしろいです。これは1巻からずっとそう。
読了日:6月9日 著者:吉田戦車
読書メーター
ということで、2014年6月に読んでいた本は、以上1冊でした。
4月に、
「対だっこひも用のおでかけスタイルはいつまで考慮しなくてはいけないのか?」
という問題に頭を悩ませていたのですが、ちょうど『まんが親』3巻のなかで、にゃーちゃんのお父さんが「去年の今頃はまだ抱っこひもで外出してたな…」と思い返しているコマがあって、これがおひなまつりの回でした。
つまり3月として、にゃーちゃんは1月生まれだから、2歳をちょっと超すくらいまではだっこひもだった?
じゃあ私の対だっこひも用のおでかけスタイルも、せいぜいがとこ、あといちねんくらいなのかしらー、と計算したり、しました。
ちなみに、にゃーちゃんの誕生月については、お母さんのほうの著作に、「2010年1月生まれだから月齢数えるの楽!」というネタがあって憶えていました。それを読んだ時は、へー、それはそれは、たしかに計算が楽だけれど、しかし身内しか役に立たないネタを、よくもまあ雑誌に……、と思ったのですが、な、なんか、ぜんぜん身内ではないのに、すごく役立っちゃった……と、うろたえました。すみませんでした伊藤せんせい……。
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この場にいる人間の約半分は年下
ひさびさに、娘とともに、子どもらしいところ(小児科を除く)へおでかけ。近所の子育てサロンです。
しかし、行ったらものすごい親子の数。たまたま、ベビーマッサージの講習会の日でした。とりあえず参加したけれども、
「赤ちゃんの両手を持って、ぱちぱち拍手させてあげてくださいね〜」
「赤ちゃんの両脚を持って、はいはいのように屈伸させてくださいね〜」
というパートがあり、べつに母が手を添えないでも、ぱちぱち拍手もはいはい(ほんもの)も自分でやる、すでにうちの娘は……! もしかして、もっとちいさい子向けなのか、ベビーマッサージって!! ということに途中で気付きました。
まあ、どう考えても、寝返りもお座りもはいはいも未だのねんねちゃんの体を動かそう! というコンセプトだわね。ほかの参加者はぱっと見、0歳児ばかりでした。娘、たぶん産婦人科を退院して初めて「この場にいる人間の約半分は年下」という事態を経験。
低月齢にはマッサージはたいへんな刺激だったのか、1クール終わったところで、ねんねちゃんたちはみんなシャットダウンするように寝てしまい、
「右を見ても左を見ても、寝ている赤ちゃん」
という眼福を味わえたので、私は満足でした。
(自分の子より月齢のちいさな赤ちゃん、というのは、どうしてあんなにかわいいのだろうか)
さて肝心の娘は、サロンに入室したとたん、もう、この日(id:moony:20140418#p1)に次ぐ警戒モード。
よくよく考えたらうちの娘はこれまで子育て支援施設より小児科のほうが行った回数が多いので、赤ちゃんがたくさんいるところ→小児科→痛いこと、と学習しているのかもしれない。不憫……。
でもマッサージをしているうちに娘の警戒も解け、だいぶ楽しくなってきたのか、はしゃぎだして、はいはいで動き回って、しかし前述の通り、周囲は軒並みねんねちゃんばかりなので、なにか被害を及ぼさないか、母は非常にひやひやしました。
「来週もベビーマッサージですよー!」
とスタッフのひとに教わったけれど、娘を制止してばかりで体力と精神力を消耗したので、つぎは不参加でいいや……。
……と、こういう姿勢だから小児科のほうが行った回数が多い1歳児ができあがるのですね! 自戒しつつ、もすこし月齢に合ったイヴェントを探したいところです。
お誕生日ばんざい
娘の1歳の誕生日でした。
バースデーケーキは、しょうこりもなく、いちごとブルーベリーとフランボワーズ(日本語と英語とフランス語がちゃんぽんだわ)のケーキです。
「うちはふだんフランボワーズは扱っていないんですけど…」
と、ご近所のちいさなケーキ屋さんでオーダーするときに念押しされたので、いったいどんなものにできあがるかしら、とすこし不安だったけれど、実物は、フランボワーズひとつひとつのくぼみの部分に、甘いフランボワーズソースが詰められていて、とてもとてもおいしかったです。
4月の私の誕生日のフランボワーズ(id:moony:20140409)には、素材の品質という点では適わないけれど、これはこれで《芸がこまかいで賞》受賞だわあ。
……と、第1子の、記念すべき1歳の誕生日に、食べ物のはなしばかりでなんとも散文的なんだけれど、当日は、散文どころか箇条書きすると、
- バースデーケーキ
- 一升餅
- 選び取り占い
- プレゼント披露
……と、もりだくさんの内容を消化せねばならず、しかもお祝いの会場が、娘が場所見知りする主人の実家だったもので、ぐずるのをなだめつつこれら式次第をこなすだけでてんてこまいで、詩的な感慨にひたるタイミングがなかったのでした。
しかしよく考えてみると、このいちねん、授乳だのおむつがえだの予防接種だの、単位の大小にかかわらず、つねにスケジュールに追われる日々だったので、その集大成として、象徴的ないちにちだったのかもしれません。
「0歳児のさいごのひと月は成長がめざましい」と本で読んだけれども、娘も、ここのところ、食べられる量がぐんと増えて、なんとバナナを半分食べられるようになりました。さっちゃん級!
強制終了
娘はEテレの『おかあさんといっしょ』が大好き。
なので、その放送時間は安心してTVのまえに放牧できて、家事がはかどるのですが(あの番組名って『おかあさんといっしょ(じゃなくてもだいじょうぶ)』の略だよね、じっさい)、きのう、おとといあたりから、ぎゃーんと泣き声がして、なんだなんだと駆けつけてみると、べつに転んでけがしたわけでもないし、怖い映像が流れているわけでもないし、いったいなんなのー? ……といったことがつづいていたのだけれど、きょう、やっと気づいた。
娘が泣き出すのって、かならずエンディングのときだ……。
つまり、
「『おかあさんといっしょ』、終わっちゃやだ」
という、ぎゃーんだったみたいです。
ついに娘にも「終わり」という概念がインストールされたのかあ。
だいぶ人間になってきた気がするわ……!
と、感心していたところ、きょうの離乳食の時間にさらに事件が。
ちなみに娘はあんまり大食というタイプではなくて、用意している分量を飽きずに完食できるかいつも微妙な感じ、それで食事ちゅうは私もテンションをあげて対応したり、完食できたら盛大に拍手して褒めたたえたり、涙ぐましい努力をしているのですが、きょうは、食事ちゅう、娘から拍手しだした!
完食→ごはん終わり→拍手
という流れを、
完食してないけど→拍手→ごはん終わり
……というふうにしたかったみたいです。
強制終了!!
そのときの、仏頂面で手だけぱちぱちしている娘のふてぶてしい態度ときたら、細長いダイニングテーブルのお誕生日席でナフキンをポイッとまるめ捨てて手を叩くお貴族さまのようでした。
ベビーチェアのくせに! お食事エプロンのくせに!!
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