KIMONO

和装の楽しみはパーツの楽しみ

きつけの教室には、この季節、浴衣のきつけだけを習える短期レッスンの生徒さんもやってきます。 それであれやこれや、ひとさまの浴衣と帯の柄やコーディネイトを眺めさせてもらうのが楽しみなわけですが、きょう見かけたのには、吃驚した! メッシュの帯板…

ご洋行、といいたくなる

きつけのお教室で「あしたは七夕ですね」という御挨拶をしたところ、あれ? となにか記憶にひっかかったので過去の日記を調べてみたら、一年まえの七夕がお稽古の初日だったのでした(id:moony:20090707)。 一年間って、あっという間! でも、さいしょは浴衣…

カフェオレ色のリネン、ではなく

きつけのお教室。 きょうは実技ではなく、座学でした。テーマはきものの生地の染織について。初めて知ったことが多く、いろいろと勉強になりました。 まず素材の、真綿って、コットンじゃなくて、絹の玉繭をほわほわとひろげたもの。というのも衝撃的だった…

おそろしいことに

さいきん、おそろしいことに気づいてしまったのです。 近所のリサイクル着物屋さんが、毎月末に半額セールなのです!! おそろしいことだわ……歯止めがききそうにありません。 もっとも、サイズ表示が不親切なお店でもべんりなように、自分の裄や袖丈をリボン…

打たれ弱い

きつけの試験でした。実技科目で、名古屋帯をお太鼓に結びます。 教科書には、まず帯のたれ側を左側にして床において、手先を畳んで……というような手順が載っているので、教科書を見ずにそれが再現できるよう、家でも練習して憶えたのですが、いざ試験の説明…

帯板のなぞ

着付けのおけいこはあいかわらず、つづけています。 きょうは代休だったので、本で読んで以来あこがれの「家からきものを着て教室へ行って、てぶらの巻」をやってみようと、おけいこに出かけるまえ、家で着付けてみました。 (仕事帰りに教室に寄るときは、…

バレエと猫

いただきもののチケットで、外国からきたバレエ団の公演を観に行ってきました。 生バレエは人生初です。 和装で出かけるつもりだったけれど、演目は日本初演のコンテンポラリーばかりで、なにかにちなんだ格好をするような手がかりがまったくありません。そ…

楽しい悩み

アンティークきもの屋さんにて、白地に赤のドットの織り柄で、黒いラインが一本だけ入った八寸名古屋帯を購入。千円なり。いっひっひ。名古屋仕立てにするか、それともちょっと冒険してつくり帯にしちゃうか、悩みちゅう。楽しい悩みです。

『きものがほしい!』

群ようこの本を初めて読んだのは、中学生のとき。学校の図書室にあった編み物の本でした。その後、高校時代に森茉莉の評伝を読み、大学時代に椎名誠の自叙伝で再会し、そしていま、きものにまつわるエッセイを読んでいます。 私は今後の人生であとなんど群よ…

ほめるところ

ふた月もまえ(id:moony:20090908#p1)からつづいていた二重太鼓へのチャレンジですが、きょうが本番(M嬢の結婚式)でした。 結局、すこし祖母の手を借りてしまい、完全自力はならず……。着付け教室では、自分ですべてできているようなつもりだったけれど、気…

針仕事好きにはうってつけ

淡いブルーグレー地に、白い花弁と赤い中心部をもつお花が並んでいる柄のおきものを買いました。 冬空に映える雪の結晶と南天の実のようにも見える、だまし絵のようなおもしろさもあって、即決だったのです。 ただ、ネックだったのは、仕立て上がりなので、…

無限ではないという手触り

……あっ。 なんだか、いま、頂上が見えたかも。 いや、頂上そのものが見えたというのではなくて、 薄暗い空の下、霧の立ち込める山を登っていて、 見えるのは自分の足と、その足が辿る獣道だけ、 たったいま自分のいる斜面が山の何合目にあるのかもわからない…

黒留袖と紋問題

着付けのおけいこ、きょうから最終ステージの黒留袖です。 ふだんなら、おけいこに使うおきもの一式は持参するのだけれど、さすがにまだ黒留袖は誂えていない。ので、借りもので練習しました。 帯結びはいままで習ってきたのとおなじ二重太鼓だときいて、そ…

だれにともなく問いたい

火曜日は、例によって着付けのお稽古です。今週から、付け下げ・訪問着に伊達衿をつけて、袋帯を二重太鼓にするの巻です。 再来月の結婚式のお呼ばれに着ていくつもりの付け下げと帯が、長襦袢や伊達衿も含めてひと揃いあったので、それを持っていきました。…

迷子の迷子の仔猫ちゃん

ひさびさに着付けのお稽古。前回(id:moony:20090804)に引き続き、名古屋帯が課題です。手持ちのアンティークはあのとおり、長さが足りなかったので、お仕立て上がりの名古屋帯を一本、お盆休みのあいだに買っておいたのです。四メートル近い長さで、赤い地に…

アンティークの名古屋帯

きょうも着付けのおけいこです。今回のテーマは、色無地・小紋といったやわらかいおきものと、名古屋帯。 じつは、いままで自分ひとりで帯を結べたのは半幅帯だけで、袋帯は母や祖母に依頼。名古屋帯自体は自力でも他力でも締めたことがなく、持っているのも…

ずぼらテクニック

着付けのおけいこは、ゆかたのフェーズを終えて、長襦袢のうえに着るおきものの段階に入りました。まずはウールか紬の、硬い手触りの普段着、というのが今回のテーマ。 そんなわけで実家に帰って桐箪笥をひっくり返したのですが、心当てにしていた母や祖母の…