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2011年3月に読んでいた本

新刊が出るたび、いつもすぐに買ってよんでいる『ちはやふる』の最新刊を、ちはやふる(12) (BE LOVE KC)作者: 末次由紀出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/03/11メディア: コミック購入: 4人 クリック: 96回この商品を含むブログ (100件) を見る 震災直後…

2011年2月に読んでいた本

ピーター・パンに始まり、ピーター・パンに終わった(id:moony:20110227)ひと月でした。あとは漫画をちょこちょこと。 月はじめに一瞬、夏帽子やら夏バッグの気分になったのに、月半ばの雪のせいで、そんな気持ちが雲散霧消したのねえ……と再確認。 2月の読書…

『ロスト・ボーイズ―J.M.バリとピーター・パン誕生の物語』

映画『ネバーランド』(id:moony:20110123#p1)で興味をもった、J.M.バリの伝記です。あたりまえだけれど、映画には事実と異なる脚色された部分があったことがわかりました。 『ピーター・パン』を書くまえから、バリは売れっ子文筆家 バリと仲良くなるデイヴ…

新潮文庫がないんです

雪の舞うなか、お茶の水へ。 例の、製本熱(id:moony:20100819#p1)のつづき。きょうは美篶堂のワークショップに参加してきました。 美篶堂は、カラフルなグラデーションの立方体のメモ帖だとかで、おなじみの会社ですね。 きょうの課題は角背の上製本です。表…

2011年1月に読んでいた本

なにかにはまるとそればっかりになるので、この日行った展覧会(id:moony:20110119)の関連書籍ばかり読んでいました。 あとは回文の本(id:moony:20110120)だけれど、ISBNがない本なので、このリストには載っていません。読書メーターの、意外な弱点……。 その…

右には永遠に君

福田尚代の、回文と転文の本に夢中です! この日(id:moony:20110119#p2)購入したのは、『福田尚代 初期回文集』と『飛行縫う戀』の二冊。 回文とは、前から読んでも後ろから読んでもおなじ字や音になる文章、「新聞紙」とか「竹藪焼けた」とか「長き夜の 遠…

『大正イマジュリィの世界』

イマジュリィという聞きなれないことば、「大衆的複製図像」と説明されています*1。ようするに、本の装幀や挿画、便箋や封筒、絵葉書の柄、あるいは広告ポスターといった印刷物を飾った絵や図案、というふうに理解しました。大正と冠されてはいますが、ざっ…

去年、いちねんつづけていたこと

読書メーター(http://book.akahoshitakuya.com/u/31826)で読書記録をつけていました。 それによれば、2010年に読了した本は367冊だそうです。 1日1冊以上を達成! 学生時代みたいな量になっちゃった。しかしこれはひとえに、近所の貸し本屋さんにて漫画を借…

『クォ・ワディス』(中)、(下)

上巻まで読み終えていて(id:moony:20100902#p1)、つづきを、イタリアからの帰りの便のなかで読み倒しました。 獣苑の猛獣たちの遠吠えがローマじゅうに響き、寄り添う恋人たちに不吉な未来の予兆を投げかけるシーンなどを読むと、まだ瞼に残るローマ市内の各…

主よ、何処に行き給うか

クオ・ヴァディスに夢中です! といっても、手帖ではない。*1ヘンリク・シェンキェーヴィチによる歴史小説です。クオ・ワディス〈上〉 (岩波文庫)作者: シェンキェーヴィチ,Henryk Sienkiewicz,木村彰一出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1995/03/16メディア…

『中村苑子句集』再読

中勘助『銀の匙』(id:moony:20100719#p1)の上製本は、いったん、諦めました。なまじ思い入れの強い本のために、満足のいく材料を揃えるためににお店行脚をしたら、この猛暑だと、行き倒れる……という懼れが生じたためです。 よく考えたら、上製本にするべき本…

中勘助『銀の匙』

牡丹の柄の千代紙を探しているのですが、いいものが見つかりません。小紋のように花のかたちがパターン化された、素朴な図案のものが理想なのだけれど、あっても豪奢な雰囲気で、どうもイメージと違ったり。 なぜ牡丹かといえば、先日古本市で見かけた手製本…

だんぜん「好き」なのです

古い婦人雑誌の別冊付録も、ひきつづき、漁っています。 購入したのは昭和四十二年の編み物特集。このくらいの年代になると表紙が光沢のある紙になって、昭和三十年代以前のものと比べると、ぐっと丈夫そうで、ああ高度成長期! という感じです。 和装用の羽…

本棚と相談ちゅう

古本市で、またおもしろい掘り出し物を見つけてきました。お手製の上製本です。 こちらのブログ(http://marginalia.jp/wp-trackback.php?p=944)にも写真入りで紹介されていますが、ごくふつうの文庫本に、厚紙にクロス地をはった表紙がつけられています。と…

『ONE PIECE 巻57』

「三月にワンピの新刊がでるよー」 と先月、主人に教えたら、 「予約しておいてね!」 という答えが返ってきました。 いや、三百万部も刷られるとニュースになっているほどだから、予約なしでも入手できるんじゃない? コンビニでも買えるだろうし。 と思っ…

『ワタシでも着れちゃった!1万円キモノ生活』

「家からきものを着て教室へ行って、てぶら」というのは、この本で読んで、いいアイデア! と思ったのです。ワタシでも着れちゃった!1万円キモノ生活作者: たかぎりょうこ出版社/メーカー: 実業之日本社発売日: 2009/06/19メディア: 単行本この商品を含むブ…

"Little House in the Big Woods"

先日、『ムーミン』の読み損ねていた一冊を読んで以来(id:moony:20100109)、「子どものころに読み損ねていた児童文学を読もう」という気運が個人的に高まり、いまは『大草原の小さな家』シリーズに挑戦しています。 といっても翻訳版はどれを読んだらいい…

『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』

映画館に『ONE PIECE』の零巻をもらいにいきました。年末、公開一週間後くらいに『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』を主人と映画館に観に行ったんだけど、そのころはまだ増刷が追い付いていなくて、現物の代わりに引換券が配られていたのです。「年明け以降公…

『小さなトロールと大きな洪水』

講談社文庫の、ピンクの背表紙の「ムーミン」を揃えていたので、9冊目のムーミンのお話があることを、さいきんまで知らずにいました。それがこの本、『小さなトロールと大きな洪水』。講談社青い鳥文庫とハードカバーのムーミン童話全集でのみ刊行されていま…

『思い出を切りぬくとき』

萩尾望都の、「唯一の」と銘打たれたエッセイ集です。初出一覧を見ると、古いもので1976年なので『ポーの一族』を描きあげたころ、新しいものは1986年で『マージナル』を連載ちゅうのころのエッセイです。濃い十年間……。 個人的に、萩尾望都作品のなかでいち…

『栄養と料理』

栄養と料理 2010年 01月号 [雑誌]出版社/メーカー: 女子栄養大学出版部発売日: 2009/12/09メディア: 雑誌この商品を含むブログ (2件) を見る 別冊付録の「朝・昼・夕の献立カレンダー1-6月」めあてに購入しました。 元旦から六月末日(夏越の大祓だわ)まで…

『ONE PIECE 巻56』

どうしよう。黒ひげティーチが以前ルフィと会ったことがあるというのが、さっぱり思い出せません……。ジャヤのあたりってベラミーしか憶えてないよ……。 こういうとき、『ONE PIECE』って大人が読んでもおもしろいけれど、やっぱり、子どものためのものなんだ…

『きものがほしい!』

群ようこの本を初めて読んだのは、中学生のとき。学校の図書室にあった編み物の本でした。その後、高校時代に森茉莉の評伝を読み、大学時代に椎名誠の自叙伝で再会し、そしていま、きものにまつわるエッセイを読んでいます。 私は今後の人生であとなんど群よ…

『獣の奏者』

例によって、BGMがわりにETVをつけっぱなしの生活で、さいきんとくに気にかかっていたのが、『獣の奏者エリン』です。 子どもむけなのに、どことなく暗い雰囲気の作品だとはまえまえから思っていたのですが、回が進むにつれて、その雰囲気がますます顕著に。…

『荒川アンダー ザ ブリッジ 9』

じつは、『聖☆おにいさん』の4巻が待ちきれずに、同じ作者のこちらのシリーズも既刊すべて読破していました! 荒川河川敷に住む、すこしづつ変わったひとたちのお話なので、最初のうちはあんまり? なんだけれど、みんなの「変わったところ」が飲み込めてき…

『聖☆おにいさん 4』

新刊の発売日に買いに行く作品なんて、もはやこれと『ONE PIECE』くらいです。 いえっさのお父さんネタと、ブッダの若かりしころ(というか生まれて七歩目)のやんちゃ話がおもしろかったです。「ぶっだはもう結婚しているんだよ〜」発言には、なぜかドキッ…

『ハチミツとクローバー』

『もやしもん』(id:moony:20090816#p3)にひきつづき、「ちょっとユニークな学部の大学が舞台の漫画を読んでみよう」シリーズ*1。 甘酸っぱさに夫婦ともども噎び泣きながらの、『ハチミツとクローバー』、全十巻読破でした。 でも、夫婦揃って、「はぐちゃ…

『わたしの和道具帖』

この本は、文体がなんだか独特で。わたしの和道具帖―懐かしいけど現役だい!作者: 平野恵理子出版社/メーカー: 清流出版発売日: 2005/10メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (3件) を見る 元気がむやみにいっぱいの口語体というか、たぶんけ…

『もやしもん 8巻』

ビール編。 お話のなかのイヴェントであるお祭りと、漫画の企画としてのお祭りとが見事に融合していて、すてきな巻でした。 「ビールは笑顔がいちばん似合う飲み物」って、いい答え! 地ビールに偏見を持っていた武藤さんが、一転、なにか手伝いたいと思って…

『もやしもん』

文字が多いので漫画喫茶より貸本屋さん向きの漫画ということに、7巻まで読んで気づきました。もやしもん(7) (イブニングKC)作者: 石川雅之出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/12/22メディア: コミック購入: 16人 クリック: 35回この商品を含むブログ (284…