2010-01-01から1年間の記事一覧

『インセプション』

おもしろかったです! 観終えたあと、あれってこういう意味だよね? とだれかと話し合ったり、もういちど最初から通して観たくなるような、魂をいっとき持っていかれる、密度の濃い映画でした。エンディングロールの選曲も意味深。 『バットマン ビギンズ』…

趣味の楽しみのようなこと

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主人の実家へ遊びに行きました。例の、ニットの貴公子好きの主人の祖母(って嫁から見たらなんて呼べばいいんだろう)のため、先日のトークショウ(id:moony:20100508#p1)のことを土産話に。 トークショウ会場に展示されていた貴公子のニット作品は撮影OKだ…

温泉のことも甲虫のことも

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温泉に行ってきました。 といっても遠出ではなくて、近所から乗れる送迎シャトルバスに揺られて三十分ほどの、わりと近場にある日帰り温泉です。 市内にこんな場所があったとは、と驚くような緑溢れるところに、田舎の旧家のような和風の建物が建っており、…

中勘助『銀の匙』

牡丹の柄の千代紙を探しているのですが、いいものが見つかりません。小紋のように花のかたちがパターン化された、素朴な図案のものが理想なのだけれど、あっても豪奢な雰囲気で、どうもイメージと違ったり。 なぜ牡丹かといえば、先日古本市で見かけた手製本…

だんぜん「好き」なのです

古い婦人雑誌の別冊付録も、ひきつづき、漁っています。 購入したのは昭和四十二年の編み物特集。このくらいの年代になると表紙が光沢のある紙になって、昭和三十年代以前のものと比べると、ぐっと丈夫そうで、ああ高度成長期! という感じです。 和装用の羽…

本棚と相談ちゅう

古本市で、またおもしろい掘り出し物を見つけてきました。お手製の上製本です。 こちらのブログ(http://marginalia.jp/wp-trackback.php?p=944)にも写真入りで紹介されていますが、ごくふつうの文庫本に、厚紙にクロス地をはった表紙がつけられています。と…

ご洋行、といいたくなる

きつけのお教室で「あしたは七夕ですね」という御挨拶をしたところ、あれ? となにか記憶にひっかかったので過去の日記を調べてみたら、一年まえの七夕がお稽古の初日だったのでした(id:moony:20090707)。 一年間って、あっという間! でも、さいしょは浴衣…

『アイアンマン2』

前作(id:moony:20100626#p2)がとてもおもしろかったので、その勢いで映画館で観てきました。 だいぶ期待していたのですが、蓋をあけてみると、あら? 思ったほどでもない? いったんどこが違うのかなあ……と考えてみました。前作で魅力的だったのは、まず、主…

ワールドカップと法事の関係

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ワールドカップの決勝トーナメント、日本対パラグアイ戦は、TV観戦していました。 延長戦終わってもスコアレスドローで、PK戦で決着……、だなんて。なんてなんて、観ていてやきもきするのっ。 自分は出場していないくせに、あまりの重圧に居ても立ってもいら…

『アイアンマン』

いまさらですが。観ました! おもしろかった! 『シャーロック・ホームズ』でもそうだったけれど、ロバート・ダウニー・Jrの愛らしいおっさん度はすさまじいなあ……。 ジャーヴィスと不器用くんも好きです。 アメコミが原作の映画は、背後にあるなにか分厚い…

蓮の花とひとさまの息子

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蓮の花を見に行きたいなー、と呟いていたら、主人から主人の実家に話がまわって、われわれ夫婦とお舅さん、お姑さんという四人連れで、古代蓮を見に行くことになりました。 古代蓮は工事現場から見つかった種子が自然発芽したら古い品種の蓮だとわかったとい…

だいじょうぶなのかいろいろと

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寝室の窓は、お隣のお庭に面しているので、開けていると風が良く通って、クーラーいらずです。 ……と、窓を開けて寝ていたら、夜中にお隣さんのサッカーの日本戦観戦らしき声で目が覚めてしまいました。お隣の、お庭に面している部屋は、お茶の間だったらしい…

山桃の実の降る古本市

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今月もまた街に青空古本市がやってきたので、いろいろと物色。今回は、おもに昭和二、三十年代の婦人雑誌の付録を見て回りました。 和洋裁や編み物、マナーなどのテーマごとの別冊付録で、二十年代後半はまだページ数も少なく、薄い冊子なのですが、三十年代…

慶喜公とロベスピエールの共通点

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『龍馬伝』はあいかわらず、観ています。さいきん、とりわけお気に入りなのは、 収二郎さん捕縛の報を聞き、ショックのあまり過呼吸でぶっ倒れる半平太さん 鍬形を己の肩で遊ばせる、まるでくぬぎの木に化したかのよな大殿さま 心太と大殿さま おそらく、返…

日本代表が買ったら三割引き! という値引き設定

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行きつけのマッサージ屋さんに行ったところ、お会計がいつものお値段の、なんと三割引き! いつになく豪勢な値引きだったのでびっくりしたら、店員さんが説明してくれたことには、ワールドカップ期間ちゅう、日本代表が試合に勝ったら三十パーセント、引き分…

ハーブのある暮らし、あるいは刻み葱と清少納言

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さいきん、ハーブ作りをはじめました。 ハーブといっても、 「ラヴェンダーのポプリでサシェを……」 とか、 「フレッシュなカモミールでハーブティーを……」 といった「生活の木」ふうの方向性ではなくて、 「薬味のあさつき、わけぎの類の消費量が半端ないの…

朝活は中高生の部活の朝練みたいなもの

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気づけば、六月も始まってもう一週間。 ここのところずっと、活動量が冬眠ちゅうの獣なみに落ちていました。じつはこの四月に、 主人の転職に伴い、起床時刻が午前八時から午前五時半に変更。しかし残業により就寝時刻は変わりません。 私の職場で、五人態勢…

骨董市

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隣まちの神社の境内で月にいちど開かれる骨董市に、夫婦で行ってみることにしました。 ……が。 「午前七時からやってるらしいよ! 早起きしようね!」 と前夜から声をかけていたのにもかかわらず、『ウイイレ』だか『サカつく』だかを午前六時までプレイして…

十七年後の君が

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青空古本市で、岩波少年文庫版の『ナルニア国ものがたり』が全七巻のうち六巻が揃っているのを見つけ、大人買い。 「子どものころに読み損ねていた児童文学を読もう」運動(id:moony:20100126#p1)は、あいかわらずつづいているのです。 しかし、一冊だけ足り…

カフェオレ色のリネン、ではなく

きつけのお教室。 きょうは実技ではなく、座学でした。テーマはきものの生地の染織について。初めて知ったことが多く、いろいろと勉強になりました。 まず素材の、真綿って、コットンじゃなくて、絹の玉繭をほわほわとひろげたもの。というのも衝撃的だった…

お父さんって

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主人のおともだちのお宅に、夫婦そろってお邪魔してきました。 一歳九か月の長男くんは、とてもひとみしりっこ。さいしょ、私がベビーチェアのとなりの椅子に座ったら、全身で拒絶されてしまいました。その後、プラレールの車両と車両のジョイントをつなぐ役…

かぎ針編みの王子さま

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ニットの貴公子・広瀬光治さんのトークショウに行ってきました。 じつは、主人の祖母が編み物教室の先生で、広瀬先生だーい好き! なので、こんど会ったときに共通の話題のねたになればと思ったのです。 おかまさん疑惑ネタや薄毛ネタ(リーブ21のCMに出て…

熱狂の日

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ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンへ、初参戦してきました。 丸の内の周辺エリアと東京国際フォーラム、ふたつの会場があるので、とりあえず東京国際フォーラムの有料コンサートの前売り券を購入。その開場まで丸の内エリアの無料コンサートを聴いてまわる…

『タイタンの戦い』

先日の『アリス』が予想外のしょんぼりな出来だったので、あまり期待せず、「3D映画を観たことがない主人に、とりあえず初体験させる」というくらいのスタンスで観に行きました。 そうしたら、思ったよりもおもしろく感じられて、これまた予想外。ギリシャ・…

晩年きぶん

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保険ブローカーの方に自宅に来てもらい、生命保険と医療保険の相談をしました。 こういうものに関しては「素人がゼロから調べるより、プロに訊いたほうが時間が節約できていい」ということになったのです。 亡き祖父が生前、私にかけていてくれた保険の、あ…

『アリス・イン・ワンダーランド』

ティム・バートンで、ジョニー・デップで、「ふしぎの国のアリス」の映画化! この取り合わせで、期待するなっていうほうがむりだわ!! と、公開まえから、とても楽しみにしていた映画。ついに観てきました。 しかし、あれ? 過剰に期待しすぎた? 意外と、…

『不思議の国の少女たち 山本容子のワンダーランド』

「アリス」を連想させる名まえの展覧会。ちょうど映画も公開されるし、タイムリーだなあ、意外に商魂たくましいのだなあ埼玉県立近代美術館。と思っていたら、なんと、公開時期が重なったのは、まったくの偶然なのだそうです。 ポスターに用いられている絵は…

『マイレージ、マイライフ』

先月の旅行の際、帰りの飛行機のなかで主人が観て、 「ジョージ・クルーニーがかっこよかったんだ! ぼくもあんなふうになりたい!!」 と、いたく気に入った様子で、ぜひ映画館で観ようと言い出した作品です。 じつはその際、主人は最後まで観終えてなかっ…

宮殿ホテルと夜市

さいごの夜に過ごす宿は、台湾のガイドブックの表紙にたいてい載っている、あの中華宮殿風のホテル。 今回の旅では、日月潭のホテルと、このホテルだけは最初から宿を指定してプランを組んだのです。とくにテラスつきの部屋! あの真っ赤な柱のテラスでお茶…

台中

新幹線で台北へ帰るまえに、台中でお茶することにしました。 人気のお店で、休日のお昼どきは予約がいるらしいです。そんなことはつゆとも知らず、ホテルの送迎車で乗り込んでしまったのですが、お店のひとは快く席をつくってくれて、それも私たちが日本人だ…